お隣りさんちのヒョクチェくん

違和感 ページ36

スタジオの隅。

メンバーたちと一緒に、Aとシウォンの撮影を見学する。


ﾋﾁｮﾙ『A、ほんとにキレイになったな……』

半ば、一人言のようにつぶやくと。

ｲﾄｩｸ『ほんと。会わない間に、ずいぶん大人の女性になったね』

隣にいるジョンスも、感嘆している。

ﾋﾁｮﾙ『なんか、お前が言うと、いやらしい(笑)』

ｲﾄｩｸ『何でだよー！(笑)』



でも、ほんとにキレイになった。
美しさには定評がある俺と、いい勝負だな(笑)



シャッターの音に合わせて、くるくる表情を変えるA。

パッと花が咲いたような、華やかな笑顔。
これは昔から変わらないけど。

誘惑するような、セクシーな目つき。
憂いを帯びた、切なげな表情。

それは、思い出の中のAとは、かけ離れていて。


俺は、ただただ驚いていた。





撮影が終わり。

Aは、シウォンと共に、俺らの元にやって来た。


『オッパ……さっきはちゃんと挨拶もせず、ごめんなさい。あの、お久しぶりです』

ｲﾄｩｸ『ふふっ♪撮影見てたけど、Aすごいね！すごく格好良かった！でも、モデルやってるなんて知らなかったから、驚いたよー！実はね、モデルやってるなんて知ったのも最近で……』

放っておくと、どこまでも喋り続けそうなジョンス(笑)

ﾋﾁｮﾙ『ジョンス！！気持ちはわかるけど、落ち着け！(笑)俺らにも話させろよ』

ｲﾄｩｸ『あ、ごめん、つい……(笑)』


ﾋﾁｮﾙ『A、元気だったか？久しぶりに会ったら、ずいぶんイイ女になってたから、驚いた(笑)』

『ヒチョルオッパ…、ほんとにお久しぶりです。オッパも、お元気でしたか？』

ﾋﾁｮﾙ『あぁ、まぁな』




何だよ？

昔は、敬語なんて使わなかっただろ？

気のせいか、妙によそよそしい……


そんなAの態度に、違和感を感じた。

嫌いです………→←ラストカット

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