お隣りさんちのヒョクチェくん

再会 ページ30

ｲﾄｩｸ『シウォナ！』

ﾋﾁｮﾙ『見に来てやったぞ♪』

ｷｭﾋｮﾝ『ヒョン、お疲れ様です』


続々とやって来た、メンバーたち。

少し表情が強張ったAシが、気になったけれど。
思いがけない所でメンバーたちに会えて、やっぱり嬉しい。


ｼｳｫﾝ『トゥギヒョン！ヒチョルヒョン！キュヒョナ！どうしたんですか？』

ｲﾄｩｸ『シウォナの応援に来たよ♪』

ﾋﾁｮﾙ『撮影は順調か？』

ｷｭﾋｮﾝ『あ、これ、僕たちから差し入れです』

キュヒョナから、紙袋に入った洋菓子を手渡される。


ｼｳｫﾝ『ありがとうございます！なんか照れくさいけど、嬉しいです。ちょうど今、休憩中で……』



あ。

Aさんは、大丈夫かな。
人見知りだと聞いたばかりなのに。


ｼｳｫﾝ『あの、こちらは今日の撮影の相手で、Aシです。Aさん、うちのメンバーです。突然来て、驚かせてすみません』


メンバーたちを、簡単に紹介しようと思ったら。


ﾋﾁｮﾙ『A！久しぶりだな』

『ヒチョルオッパ……！！』

ｲﾄｩｸ『A、久しぶりだね』

『ジョンスオッパ……！！』

ｷｭﾋｮﾝ『初めまして、キュヒョンです』

『あ、初めまして。Aです』



え？？？



ｼｳｫﾝ『あれ！？知り合いなんですか？』

ﾋﾁｮﾙ『まぁな♪会うのは久しぶりだけど』

ｲﾄｩｸ『練習生の頃は、よく遊んでたんだよ♪』

ｷｭﾋｮﾝ『僕は初対面です』


意外な繋がりに驚いていると。



ｳﾆｮｸ『ヤー！シウォナ！』

少し遅れてやって来たウニョク。

ｳﾆｮｸ『ここのスタジオ、いちご牛乳売ってないんだね』


チラリとAさんを見ると、さっきより緊張している様子。

人見知りなのに、こんなにうちのメンバーが来たから、かな。
少し、申し訳ないような気持ちになる。


ｼｳｫﾝ『ウニョギも来てくれたの？』

ｳﾆｮｸ『うん、撮影はどう？あ、こちらの方は……？』

ｼｳｫﾝ『今日の撮影相手の、Aさん。Aさん、うちのメンバーのウニョクです』


そう言うと。
Aさんは、ゆっくり顔を上げた。



ｳﾆｮｸ『A！？』

『ヒョクチェ……』




ウニョギの本名をつぶやいた瞬間。

Aさんのキレイな瞳から、涙が一筋。
ポロリと、流れ落ちた。

まさか、会うなんて→←撮影中

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