お隣りさんちのヒョクチェくん

伝わらない気持ち ページ23

『お疲れ様でした』

今日の撮影は、明洞の街中でのロケ。

予定より早く終わったから、久しぶりに歩きたくて。
マネージャーオッパの送迎を断った。


街中では、至る所で流れている、super juniorの曲。
ヒョクチェの声は、どんなに小さくても深く耳に残る。

歩く度に目にする、super juniorのポスター。
ポスターの中で笑うヒョクチェは、一瞬で私の心を鷲掴みにする。







ねぇヒョクチェ、お元気ですか？

私は、毎日を精一杯生きてます。

昔みたいに、素直には笑えなくなっちゃったけど。




嫌いだなんて、言ってごめん。
本当は、ずっと昔から大好きだよ。


TVで見るヒョクは、芸能人そのもので。
super juniorのウニョクとして、輝いているね。


私の知らない、ウニョクの顔。
私の知ってる、ヒョクチェの顔。

今は、どっちが多いのかな？



ヒョクは、ずっと遠くに行ってしまったみたい。
すごく寂しく感じるけど、誇らしくもあるんだ。



私の大好きな、あの笑顔で。
今も、笑っていてほしいな。




大好きな、ヒョクチェへ。


この気持ちが、伝わればいいのに…………

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