【ヒロアカ】かっちゃん家の居候《3》 (ページ8)

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【66】緑谷side ページ8

「時透少女。君は人を守ろうとすると力が暴走するみたいだね。でもそんなんじゃ誰1人守れないよ」

オールマイトは建物の瓦礫を投げつけながらAちゃんに言っている。
余裕かのように軽々と避けているが、
それに加えてオールマイトは
「君はヴィランしか目に無いようだがそうやって建物を損壊させていると守りたい者まで失ってしまうよ」
と。
オールマイトの言葉で一瞬我に返ったAちゃんは
『私は…守る』
と言い残して目の前から消えた。
どうやらかっちゃんの元に行ったようだ。
そしてかっちゃんを個性で治癒している。

『かっちゃん…』
「テメェ俺を助けるんじゃねェ！」

他人の重傷の怪我を治すのはノーリスクでは無いようで逆にAちゃんは意識が朦朧と仕掛けている。

するとかっちゃんは爆発で視界を防ぎ
「死ねええええぇ！！！」
と僕をゴールの方に投げ飛ばした。
まじか…！かっちゃん！！

「リスクを避けてあんたに勝てる訳なかったわ」
とかっちゃんは最大火力を放つ。
今日だけで2度も…！！
「行け！デク！はよ走れ！！」
かっちゃんに言われ我に帰りゴールまで走っていく。

がそれを阻止するかのようにオールマイトが僕の背中にタックルをかます。

「早よ行けや！クソナード！」

僕もかっちゃんももう限界だった。
すると個性を使ったのかAちゃんが
僕の目の前に来て抱きつくようにして
個性を使って治癒をしてくれた。

『もう…完全には治すことが出来ないけど、動ける筈だよね…』

動けないくらいやられていたが、今なら僕はこの2人を助けてゴールに行くことが出来る…！

「退いて下さい！オールマイト！」
最後の力を振り絞ってスマッシュをし
意識のない2人を両脇にかかえてゴールまで走った。

なんとか僕たちは合格することが出来たのだった。