オーラスの夜 ページ8
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室side
室「A今何してるかな」
向井「呼ぼうや、あんまちゃんと話せてないし」
室「そやな部屋行ってみよ」
コンコン
向井「A〜」
室「A起きてる?」
ドタバタ音が聞こえてからドアが開いて急いで涙拭きましたって顔のAが現れた
A「どうしたん?」
向井「っA〜〜」
室「俺らにまでそんな隠さんでええから、な?」
康二に抱きしめられて涙を堪えてるAの頭を撫でる
A「んっ、ううんっ、大丈夫っ」
室「取り敢えず部屋行って話さん?」
向井「そやな、よし抱っこしたろ!おいで」
A「えっいいよいいよ、歩けるから!」
向井「え、A軽すぎん?ちゃんと食べてる?」
A「食べてるよ!ライブで痩せたの!」
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部屋についてみんなで座って1番に口を開いたのはAやった
A「いいん?こんな特別な日の夜私と話してて」
室「今更どうしてん!良いに決まってるよ」
A「2人とも、頑張ってな、」
室「Aもな、
なあA、泣いていいんやで
Aには甘えて欲しい」
A「龍太くん……ぎゅってして…康二くんも…」
Aに指名された康二も抱きついてきたから2人でAをサンドイッチしてる状態
A「2人が新しいとこ行きそうやなってのは…なんとなく気付いててん…」
Aがゆっくりと話し始める
A「これまでも誰かが辞めることあったけど…みんなと離れるのほんまに心細いねん…」
Aはここ数年寂しいとか、悲しいとか、そういうことを言わなくなった
小さい時から大人に混じって仕事してて、考え方も大人っぽいから忘れそうになるけど、まだ15歳
15年でたくさんの別れを経験して、その度に我慢して、、
遂に自分が旅立つとなると不安に耐えられんくなったんやろうな
A「これから自分1人で頑張れるかなって想像するだけで怖くて…寂しくて…」
龍太「A、この世界は綺麗事だけで済む世界じゃないしこれからもキツい事いっぱいあると思うけど、
ひとりじゃないから
これだけ信じて、Aはひとりじゃない
Aが助けてって言ったら俺ら全力でAのこと助けるから」
康二「Aは頑張り屋さんやからな、少しは力抜いていいんやで、たまには休んでいいねんで」
A「っっ〜〜〜、、ありがとう…」
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作者名:もぎ | 作成日時:2022年4月2日 22時