Happy 2 year!! ページ6
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Aside
公演の前に康二くんと私の今後の活動について関ジュのみんなに伝えた
私は誰にも言っていなかったし、康二くんのことも知らなかった
A「流星」
大西「A、デビューおめでとう」
A「ありがとう
私頑張るから、流星も頑張って」
大西「うん、」
公演直前で短い言葉を交わして背中を叩き合う
これも最後かと思うと寂しくなるけど、今日は絶対泣かへんって決めたから
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A「ありがとーーーう!またね!!!」
アンコールも全部終わって裏に捌ける階段を降りる
A「うっ、うっ、ぐすっ」
裏に捌けて暗いとこに来たらずっと我慢してた涙が溢れ出した
アンコール前に捌けた時は大丈夫やったのに全部が終わったらもう涙が止まらへん
A「っ、、ううっ、、」
今までずっと追いかけて一緒に関西ジュニアとして走ってきた龍太くんと康二くん
2人は関ジュを卒業する
そして私も次の春にソロでデビューする
関西ジャニーズJr.でいられなくなるのが寂しくて、不安で
自分を取り巻く環境が大きく変わるのが怖くて
デビューというみんなが目指す夢を1人で叶えた私にはきっと妬ましい思いもあると思うのに
みんなはおめでとうって言って私が関ジュを離れることを寂しがってくれる
こんな私を慕ってくれる後輩に、昔の自分と同じ寂しさを感じさせてしまうかと思うと
言葉にできない感情でいっぱいになる
タオルを被って壁に座り込む
スタッフさんとか他のジュニアが通ってるけど、こんな泣いてて顔ぐちゃぐちゃやのに動く気にならんくてしばらくぼーっとする
誰かが近づいて来たなと思ったら立ち上がらされて抱きしめられる
「A」
少し鼻声で私の名前を言って、抱きしめながら背中を優しく叩いて去って行ったのは多分龍太くん
A「ふぅ、、よしっ」
大丈夫、私は強くなるって決めたから
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作者名:もぎ | 作成日時:2022年4月2日 22時