ずっと。3〔JW〕 (ページ32)

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Aside

文章が事務所のホームページに掲載されて、あからさまな嫌な顔をされることは減ったけど

その代わりかわいそうに、っていう目で見られることが増えた

レギュラーじゃない雑誌の撮影とかバラエティーとか、普段行かないところに行くと

あぁ、あの子が、、若いのに、、、って言われてるのが聞こえる

その度に剛くんの堂々としてろって言葉を思い出して背筋を伸ばす

無理にでも堂々とするようにしてたら段々気持ちもついてきて

私に親がいないのは事実だし、坂本昌行と坂本Aは名字が同じなだけだし

何よりも救いやったのはV6のファンの方が報道は全く信じずにまあくんの出した文章を全面的に信じてくれたこと

そうやって上向きになった思考とは裏腹に

身体は調子を崩してしまって熱が出た

出ただけやねんけど、、、

宮本「休みの連絡はしておくから」

A「大丈夫だって、しんどくないもん」

宮本「だめ、テレビ局行ってもどうせ検温で止められるから」

そう、大したことなくてもご時世的にお仕事は休まないといけない

照史くんがしばらくお仕事で帰って来れないらしく、小瀧くんの家に泊まらせてもらうことになった

A「おじゃまします、、」

7人の中で料理できる組が話して決まったらしいけど

数日ぐらいホテルで休むこともできるのに申し訳ないな…

小瀧「今熱どんな感じ？」

A「そんなしんどくないよ」

多分疲れから来た熱で、風邪の時みたいな怠さもなくって

正直に答えたら「ほんまに？」なんて言いながらおでこに手を当てて首傾げてる

小瀧「じゃあこっちでちょっと寝とき」

A「あ、ありがとうございます」

お仕事で知ってる小瀧くんとはまた違う感じでちょっと慣れない

布団に入ったらあっという間に睡魔に包まれていった

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小瀧「A〜、A〜？」

A「ん、、」

目が覚めたらほっぺたむにゅむにゅされてた

小瀧「あ、起きた

親子丼作ったんやけど食べれる？」

A「え！食べたい！！」

小瀧くんと向かい合って親子丼を食べる

ゆったりした時間が流れてて

週刊誌の記事のことも知ってるはずだけど無理に深入りせず丁度良い距離感で

ものすごくリラックスできた

A「お世話になりました」

小瀧「おう、しんどくなる前に連絡してな」

照史心配しとったでって言葉が付け足されて見送ってもらった
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