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桐山side
暗い顔で帰ってきたA
子役の時から演技派、なんて言われるAやけど素のときはびっくりするぐらい気持ちが顔に出る
今までもお仕事のことだけじゃなくて学業との両立のことで悩んだりしてて、その度に話聞いてた
でも今回はおいでって言っても泣きそうな顔しながら大丈夫って言うし、絶対大丈夫ちゃうし
挙げ句の果てにはシーサーまで心配して俺のとこ来るし
それで声かけてもごめんなさいって言うばっかり
心配
でもそれだけでAに踏み込んではいけない気がして
翌朝起きてきたAの顔は昨日のことが嘘のようにいつも通りやった
そのいつも通りすぎる顔は、きっとAが必死に取り繕ってるはずで
俺の方が心が痛くなった
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作者名:もぎ | 作成日時:2022年4月2日 22時