ずっと。2〔JW〕 (ページ50)

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宮本side

Aの出演する舞台のスタッフからAが稽古中に倒れて救急搬送されたとの電話がきた

事務所で仕事をしていたので搬送先の病院を伝えてもらって車で直行する

宮本「くそっ、、、、」

ここ1週間のAは今までで一番疲れた顔をしていた

今日だって、自分から休むなんて選択をしないAが自ら学校休む連絡をしてくるぐらい体が限界やったのに

乗ってきたときの帽子も一段と深く被っていたのに、不調に気付いて止めてやれなかった

食事と睡眠の管理はしていたつもりだった

いや、つもりなだけだ

介入されすぎても嫌だろうと思って線を引いているうちに踏み込むべきところを踏み込み損なっていた

ただでさえデビュー前は忙しいし精神的にもしんどいものがある、ましてや事務所唯一の女の子がソロデビューなんて前例のないこと

それに加えてAは高校受験を控えているし、延期となっていた舞台の稽古も始まった

マネージャーとして、Aの健康を管理して、Aが活動しやすい環境を整えるのが仕事なんじゃないのか

何をしていたんだ

とてつもない後悔に襲われながら運転して着いた病院でAの病室に案内してもらう

医師からは倒れた原因は過労だということだけ伝えられ本人と確認したいこともあるから、意識が戻ってから詳しく話をしようとのことだった

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Aside

目が覚めたら病院で点滴を打たれていて、横にはみやもんがいた

宮本「A？わかるか？」

A「みやもん、」

宮本「よかった、、、、本当によかった」

よかった…と繰り返しながら私の手を握るみやもんを見て、自分がどれだけ心配をかけてしまったのかを知った

A「ごめんなさい、心配かけて」

宮本「無茶苦茶心配した、、俺もごめんな、Aが苦しんでるのに気付いてやれなくて」

A「んーん、、」

それは私がずっと誤魔化してたから

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