𝐒𝐭𝐨𝐫𝐲 47 番外編：HAPPY NEW YEAR 2 ページ47
｢いやぁ、やっぱ気になってさ｣
キャプテンたちも出歩くだろうから、お前夕飯とかどうするんだろうなとか色々考え出したら女の子捕まえるどころじゃなくなったとペンギンは笑う。
｢雨降ってきて空は稲光るしで、お前大丈夫かなって心配になってな｣
｢私のことなんてほっといていいのに。…でもありがと。ちょっとビビってた｣
そいやっと弱々しく呟いて“コウテイペンギン”へと変化し、チィオはぴとりとペンギンへと張り付き、ならよかったと言ってペンギンはムギュッとチィオを抱きしめてやった。
｢腹減ってない？｣
色々買い込んできたから食べようと、ペンギンはチィオを抱えて食堂へと向かう。
食堂へ着けば椅子へと座らせてやり向かい側へと腰を下ろした。
｢んじゃ改めて、あけましておめでとう。今年もよろしくな｣
｢あけましておめでとう、ぺんぺん。今年もこんな私をよろしくしてね｣
へへっと笑いあって、目の前に並ぶつまみを口に放り込んでいく。
実はめちゃくちゃお腹空いてたんだーとがっつくチィオを見て、やっぱ戻ってきてよかったとペンギンは指先でチィオの額をグリグリと撫でた。
｢あけおめー！！！｣
｢ぴげぇっっ！？｣
他愛ない話をしていれば突然バンッと食堂の扉が開かれ、二人はビクッと身体を驚きに跳ね上げる。
何事！？とそちらに視線を向ければ、手に幾つかの袋を下げたシャチがよっ！と手を挙げて佇んでいた。
やっぱりペンギンいたかとケタケタ笑いながらドサリとテーブルの上へと袋を置き、ペンギンの隣へと腰を下ろす。
｢シャチどうしたの？女の子捕まえられなかった？｣
｢お前が心配だったんだ…よっ｣
トンッと、人差し指でチィオの額を突いた。
チィオが雷が苦手だと言うことを以前ペンギンから聞いていたと。
今回早々にペンギンを船から追い出していたから、雷鳴は鳴っていないが気になって様子を見に来たのだという。
｢やだシャチ、イケメン｣
｢だろー｣
まぁ多分保護者が帰ってきてるだろうなーとは思ってはいたけどな、案の定やっぱ戻ってきてたしと、シャチはバンバンとペンギンの腕を叩いた。
そこからはシャチが買ってきたつまみも加わって酒盛りが始まる。
チィオはやっぱり人の姿に戻った時の楽しみにとやめておき、果汁たっぷりのジュースを啜った。
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もふもふ子(プロフ) - 李空さん» pixivの方で読んで下さったのですね！こちらにも訪れてくださりありがとうございます♪面白いと言っていただけてとても嬉しいです(*^^*) (2023年2月6日 23時) (
レス) id: 3d96900827 (このIDを非表示/違反報告)
李空(プロフ) - pixivで読んだけど面白い (2023年2月6日 4時) (レス) @page3 id: 36ef557338 (このIDを非表示/違反報告)
もふもふ子(プロフ) - つばめさん» もっともっと見ていたいと思って頂けてとても嬉しいです！夢主さんがまだ人の姿に戻れていませんので、まだお話は続きます！この先どうお話を書いていこうか今ちょっと詰まっているので、気長に更新をお待ちいただけると幸いですm(*_ _)m (2023年1月27日 0時) (レス) id: 3d96900827 (このIDを非表示/違反報告)
つばめ - まだ更新有りますか？ もっともっと見ていたいです (2023年1月25日 23時) (レス) id: e61b67cd9c (このIDを非表示/違反報告)
もふもふ子(プロフ) - にゃーちゃんさん» ありがとうございます！とても嬉しいです♪のろのろ更新ですが、頑張って書いていきますね(*^^*) (2023年1月20日 19時) (レス) id: 3d96900827 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：もふもふ子 | 作成日時：2022年11月3日 16時
