𝐒𝐭𝐨𝐫𝐲 43 番外編：Xmas 3 ページ43
最後にケーキを平らげて温かいお茶を飲みつつまったりしていれば、そうだ忘れないうちに…とペンギンがポケットにを入れた。
｢はいこれ。全然たいしたもんじゃないけど、クリスマスプレゼント｣
こっそり買ったのはいかがわしい本じゃありませんでした〜と笑いながらそう言って、コトリとチィオの目の前に小さなものが置かれた。
｢わ、可愛い！｣
｢ペンギンがペンギンにペンギンをプレゼントだ｣
くすくすと笑ってツンツンと突くそれは、ペンギンの顔の形をしたピンバッジだった。
ありがとう！と喜ぶチィオだったが、でも…と顔を俯かせる。
いつも何かしてもらったり買ってもらってばかりだとションボリするチィオに、おれがやりたくてやってるだけだから気にすることはないとペンギンは頭を撫でてやった。
はい、楽しい夜なんだからションボリおしまーいと言ってグッと顔を持ち上げられる。
それからピンバッジを摘み、チィオの首に巻かれたスカーフに刺繍されたジョリーロジャーの隣にそれを付けた。
｢うん、いいじゃん｣
｢ありがとう。大事にするね！｣
おう、と笑ってペンギンはチィオを抱き上げる。
夜もだいぶ更けてきたからそろそろ寝るかと食堂を出た。
部屋に着けばポンッとお決まりのコウテイペンギンへとチィオは変化する。
ん〜もちもち〜とペンギンはチィオを抱きしめてベッドへと潜り込み、お休みとランプを消した。
お酒を飲んだからかいつも以上に早く眠りについたペンギンの腕の中で、今の自分の姿で何か返せないだろうか…と考えながらチィオも眠りについた。
翌朝日が昇り始めた頃にチィオは目を覚まし、そっとペンギンの腕の中から脱出する。
ペンギンが起きていないことを確認して、部屋を出て甲板へと向かう。
甲板へと出ればいい感じに雪が積もっていて、よかったと思いながら地に降り立った。
早朝の砂浜は誰一人おらず、それをいい事にグッと足に力を入れて跳躍し歩みを進める。
目指した場所は船からさほど離れていない場所。
昨日船への帰り道で見つけたのだ。
ひい、寒い…と言いつつ目的地にたどり着き、踏み潰してしまわないようにそっとペタペタと歩く。
そこは雪が積もる気候だというのに、色とりどりに咲いている小さな花畑だった。
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もふもふ子(プロフ) - 李空さん» pixivの方で読んで下さったのですね！こちらにも訪れてくださりありがとうございます♪面白いと言っていただけてとても嬉しいです(*^^*) (2023年2月6日 23時) (
レス) id: 3d96900827 (このIDを非表示/違反報告)
李空(プロフ) - pixivで読んだけど面白い (2023年2月6日 4時) (レス) @page3 id: 36ef557338 (このIDを非表示/違反報告)
もふもふ子(プロフ) - つばめさん» もっともっと見ていたいと思って頂けてとても嬉しいです！夢主さんがまだ人の姿に戻れていませんので、まだお話は続きます！この先どうお話を書いていこうか今ちょっと詰まっているので、気長に更新をお待ちいただけると幸いですm(*_ _)m (2023年1月27日 0時) (レス) id: 3d96900827 (このIDを非表示/違反報告)
つばめ - まだ更新有りますか？ もっともっと見ていたいです (2023年1月25日 23時) (レス) id: e61b67cd9c (このIDを非表示/違反報告)
もふもふ子(プロフ) - にゃーちゃんさん» ありがとうございます！とても嬉しいです♪のろのろ更新ですが、頑張って書いていきますね(*^^*) (2023年1月20日 19時) (レス) id: 3d96900827 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：もふもふ子 | 作成日時：2022年11月3日 16時
