𝐒𝐭𝐨𝐫𝐲 34 ページ34
その動きも、ただいま失速中。
｢無理っ！固まってきてもう腕回んない！｣
乳酸が溜まってきて、腕が悲鳴を上げているらしい。
ヒィヒィ言いながらも跳び続け、カチ…カチとゆっくりではあるが刻んでいくカウンター。
｢連続で1000回じゃないとダメなのかな！？｣
｢うーん、完全に引っ掛かったっていう止まり方じゃなければ一回止まっても大丈夫なんじゃない？｣
｢ホント無理！一旦止まるっ｣
そう言ってピタリと動きを止めて倒れ込み、何コレつら…とペンギンはゼーハーと息を吐き、0に戻らないカウンターにホッとした。
おれたちのお題鬼畜すぎない？と零すペンギンに、確かに…、他にこの部屋に遭遇した人たちはどんなお題だったんだろうねとチィオが返す。
お前と一緒でよかった、一人でどっちもしろとか言われたら死ぬ…と、ペンギンはもちもちとチィオを揉んで癒しを貰った。
｢頑張れぺんぺん！あと400ちょっとだよ！｣
｢先が遠いっ｣
また二重跳びを再開させたペンギン。
休み休み跳びながらなんとか1000回達成し、カウンターがピコーン！と鳴ったと共に扉がスウッと現れた。
｢やったねぺんぺん！出られるよ！｣
｢ちょっと待って…今動けない…｣
でろりと床に張り付き、身動ぎ一つ出来ない模様。
チィオは“コガタペンギン”へと変化して、おつかれーとペタペタとペンギンの全身を踏んでほぐしていった。
よし、出るか！と復活したペンギンがチィオを抱えてドアノブを押すと、そこは甲板でした…。
なんで動力室じゃないのと思っていると、二人にずいっと近寄る人影が。
｢｢あ、キャプテン！｣｣
｢おいコラお前ら、仕事さぼって今までどこにいた｣
｢え、ちがっ！｣
｢聞いて下さいよキャプテン！｣
二人は必死に今までの事を話したけど、寝ぼけて頭がおかしくなってんだろうとローにバラされ、そんな二人の姿をベポは心配し、シャチはゲラゲラと笑っている。
アイツ覚えておけよ…と、殺意が沸いた。
｢ハァ…疲れた…｣
｢うん…疲れた…｣
あんな部屋はもう懲り懲りだと、二人は溜息をついた…。
後日、ローもベポもシャチも順番に○○しないと出られない部屋に閉じ込められる事になり、すまん、本当だったのかと謝ったという…。
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1ページでサラッと簡潔に終わらせるはずだったのに、小話と言う割にはダラダラと続いてしまった…。
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もふもふ子(プロフ) - 李空さん» pixivの方で読んで下さったのですね！こちらにも訪れてくださりありがとうございます♪面白いと言っていただけてとても嬉しいです(*^^*) (2023年2月6日 23時) (
レス) id: 3d96900827 (このIDを非表示/違反報告)
李空(プロフ) - pixivで読んだけど面白い (2023年2月6日 4時) (レス) @page3 id: 36ef557338 (このIDを非表示/違反報告)
もふもふ子(プロフ) - つばめさん» もっともっと見ていたいと思って頂けてとても嬉しいです！夢主さんがまだ人の姿に戻れていませんので、まだお話は続きます！この先どうお話を書いていこうか今ちょっと詰まっているので、気長に更新をお待ちいただけると幸いですm(*_ _)m (2023年1月27日 0時) (レス) id: 3d96900827 (このIDを非表示/違反報告)
つばめ - まだ更新有りますか？ もっともっと見ていたいです (2023年1月25日 23時) (レス) id: e61b67cd9c (このIDを非表示/違反報告)
もふもふ子(プロフ) - にゃーちゃんさん» ありがとうございます！とても嬉しいです♪のろのろ更新ですが、頑張って書いていきますね(*^^*) (2023年1月20日 19時) (レス) id: 3d96900827 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：もふもふ子 | 作成日時：2022年11月3日 16時
