𝐒𝐭𝐨𝐫𝐲 30 ページ30
【おまけ】
圧勝した敵船のサルベージが終わり船を進めた刹那、急に突風に襲われる。
｢ああ！おれの帽子！！｣
｢大丈夫！私が取ってきてあげるっ｣
ぶわりと風に煽られたシャチの帽子が吹っ飛び、欄干を越えて海へと落ちていった。
チィオは“コウテイペンギン”へと変化して海に飛び込み浮かぶ帽子へと向かう。
スーッと泳いで難なく帽子を確保！
よしっとUターンして泳ぎ出せば、ゾクリと背が粟立った。
嫌な予感がしてビュッと勢いよく海面から跳び上がれば、背後でザバリと大きな口を開ける影が見えた。
｢ギィヤァァ！！シャチー！！！｣
｢えー？何ーっ？｣
｢ちがーう！アナタじゃなくて本物のシャチー！！｣
チィオの叫び声にシャチが大きく返事をしてきたが、違う。
無理無理無理無理！と叫んで最速スピードで海を泳ぐ。
背後から迫り来るのは、ペンギンの天敵であるシャチだった。
なんでこんな所にいるのよー！と必死で泳ぎ、船に近づいたところで甲板へと上がるため一度深く潜って勢いよく海面を飛び出した。
よし、大丈夫！と思われたが、背後でガパリと開く口が…。
｢イヤァァア！！助けてキャプテンっ！！｣
シャチの口へと飲み込まれる…一歩手前で、“シャンブルズ”と聞こえた。
もうダメ！と閉じていた目を開けると、気付けばペンギンの腕の中。
チィオの代わりにシャチの口の中へと飲み込まれたものは、ペンギンが腕に抱えていた宝箱だった。
｢うわぁぁん怖かったよ！可愛いって思ってたけど、シャチなんて嫌いだ！！｣
｢えぇ！？そんなっ！！｣
アナタじゃないよ！本物のシャチ！はい帽子！と、咥えていた帽子をシャチへと差し出す。
せっかくの宝箱が…と落ち込むチィオに、めちゃくちゃ軽かったから大したもん入ってなかったさ、お前の方が無事でよかったよとペンギンが励ます。
しばらく夢に出てきそう…とチィオは項垂れた…。
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ここまでお読み頂きありがとうございます！
ポケモンSVをやり始めたので、しばらく更新停滞すると思います( ᐛ )
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もふもふ子(プロフ) - 李空さん» pixivの方で読んで下さったのですね！こちらにも訪れてくださりありがとうございます♪面白いと言っていただけてとても嬉しいです(*^^*) (2023年2月6日 23時) (
レス) id: 3d96900827 (このIDを非表示/違反報告)
李空(プロフ) - pixivで読んだけど面白い (2023年2月6日 4時) (レス) @page3 id: 36ef557338 (このIDを非表示/違反報告)
もふもふ子(プロフ) - つばめさん» もっともっと見ていたいと思って頂けてとても嬉しいです！夢主さんがまだ人の姿に戻れていませんので、まだお話は続きます！この先どうお話を書いていこうか今ちょっと詰まっているので、気長に更新をお待ちいただけると幸いですm(*_ _)m (2023年1月27日 0時) (レス) id: 3d96900827 (このIDを非表示/違反報告)
つばめ - まだ更新有りますか？ もっともっと見ていたいです (2023年1月25日 23時) (レス) id: e61b67cd9c (このIDを非表示/違反報告)
もふもふ子(プロフ) - にゃーちゃんさん» ありがとうございます！とても嬉しいです♪のろのろ更新ですが、頑張って書いていきますね(*^^*) (2023年1月20日 19時) (レス) id: 3d96900827 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：もふもふ子 | 作成日時：2022年11月3日 16時
