𝐒𝐭𝐨𝐫𝐲 26 ページ26
シャーっと、船内の通路を滑っていく。
スケートボードのように板にキャスターが付けられ、その板に腹這いになり、しゃかしゃかとフリッパーで床を掻いて、文字通り、滑っている。
この船のクルーになると決まってからチィオの生活は、さらに快適なものにしてもらった。
食事の際はいつもペンギンの膝の上にいたが、レストランで小さな子が座るような椅子をシャチが作ってくれた。
丁度いい高さに設計してくれて、一人でも皿を突っつけるようになった。
今乗っている板もそう。
一人でもあちこち移動できるようにと、至る所に設置してくれている。
邪魔にならないよう“コガタペンギン”サイズではあるが。
ペンギンとベポは、甲板や寝床のペンギンの部屋など基本的な行き来する場所の扉に、チィオ用の小さな扉を作ってくれた。
潜水時に問題がないよう、これまた完璧な設計で。
これまでは誰かに抱えてもらって移動していたが、一人でも行動することが出来るようになり、チィオはとても喜んだ。
島を歩く時は、やっぱり抱えてもらってだけど…。
よいしょーと、小さな扉を開いて甲板へと出る。
ひょいと板から降りて、気持ちのいい日差しにグッと身体を伸ばしてフリッパーをぱたぱたさせた。
｢さぁてと、今日も特訓頑張りますか！｣
ふんっと胸を張ったところで、チィオ？と声を掛けられた。
｢あ、ぺんぺん！見張りお疲れ様っ｣
｢今日も能力の特訓か？｣
｢そう〜。脱、一般人よ｣
私ももう、この船のクルーだしね。
何も手伝いが出来ない分、戦闘面くらいはなんとかしなきゃ。
せっかくの悪魔の実の能力者ということだし、キャプテンみたいにカッコイイ技を習得してみせるのよ！とチィオが言えば、無理はするなよ…と、隣へとやって来たペンギンがチィオの頭を撫でた。
｢それで？今までの成果はどう？｣
｢これといったものは無いんだけど、普通のペンギンとは違って身体能力は良いみたい｣
歩くのはやっぱりめちゃくちゃ遅いんどけど、脚力が凄くてねぇとチィオが言う。
｢トラスフォルマーレ:ジェンツー｣
そいやっ！と、フォルムの美しい“ジェンツーペンギン”へと変化する。
ちょっと見ててねと、チィオは前傾姿勢になった。
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もふもふ子(プロフ) - 李空さん» pixivの方で読んで下さったのですね！こちらにも訪れてくださりありがとうございます♪面白いと言っていただけてとても嬉しいです(*^^*) (2023年2月6日 23時) (
レス) id: 3d96900827 (このIDを非表示/違反報告)
李空(プロフ) - pixivで読んだけど面白い (2023年2月6日 4時) (レス) @page3 id: 36ef557338 (このIDを非表示/違反報告)
もふもふ子(プロフ) - つばめさん» もっともっと見ていたいと思って頂けてとても嬉しいです！夢主さんがまだ人の姿に戻れていませんので、まだお話は続きます！この先どうお話を書いていこうか今ちょっと詰まっているので、気長に更新をお待ちいただけると幸いですm(*_ _)m (2023年1月27日 0時) (レス) id: 3d96900827 (このIDを非表示/違反報告)
つばめ - まだ更新有りますか？ もっともっと見ていたいです (2023年1月25日 23時) (レス) id: e61b67cd9c (このIDを非表示/違反報告)
もふもふ子(プロフ) - にゃーちゃんさん» ありがとうございます！とても嬉しいです♪のろのろ更新ですが、頑張って書いていきますね(*^^*) (2023年1月20日 19時) (レス) id: 3d96900827 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：もふもふ子 | 作成日時：2022年11月3日 16時
