𝐒𝐭𝐨𝐫𝐲 1 ページ1
全然釣れねーなぁとシャチがぼやく。
あと1匹釣れなかったらお前の分の昼飯は無しだとローに言われ、なんでおれなの！と喚きながらも、ロー、ベポ、ペンギンの分の魚はペンギンが釣り上げたので当然かと躍起になった。
｢お、また掛かったぞ｣
｢でかしたペンギン！これでおれの昼飯も安泰！｣
ほいさっ！と竿を引っ張りあげれば、ザバリと海面から勢いよく飛び出してきた。
｢うわーん！痛い痛い痛い！！｣
｢｢｢えぇぇ！？なんでペンギン！？｣｣｣
ぼとり…と甲板に着地したのは魚ではなく、何故かペンギンであった。
痛い痛いと甲板をのたうち回るペンギンは、ベポのように喋っている。
これ、これ取って！と泣きながらペタペタと歩いてくる容姿は大変可愛らしい。
あーと口を開けてアピールしている、嘴に引っかかった釣り針をペンギンは外してやった。
｢いったたた、ありがとう。えらいじっとしてる小魚だとは思ったけど、釣りの餌だったんだね｣
食べちゃってごめんね…、そう言いながら両翼で嘴を摩る。
｢ところでここは船だよね？見た限り旅船ではなさそうだから…海賊船だったりする…？｣
｢海賊船だが？｣
｢やっぱりそうだよねー。お邪魔しました…｣
｢｢｢待って待って待って｣｣｣
当たりをキョロキョロと見渡し首を傾げてくる小さなペンギンは、海賊船だと告げると欄干の隙間から去って行こうとする。
それをシャチとペンギンが引き止めた。
｢なんで逃げんの｣
｢いや、そりゃ海賊って怖いし？私今ペンギンだから、そこのシロクマに食べられちゃったら堪んないし｣
｢え、ご、ごめん…｣
ベポが言葉を発したら目の前の小さなペンギンば羽を羽ばたかせ、え！？アナタも喋れるの！？じゃあ元は人間！？どうやったら戻れるか分かる！？と、ベポを見上げてぴょんぴょん飛び跳ねる。
その横にドサッとローが片膝をつけば、驚いたのかビョーンと横に飛び跳ねていった。
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もふもふ子(プロフ) - 李空さん» pixivの方で読んで下さったのですね！こちらにも訪れてくださりありがとうございます♪面白いと言っていただけてとても嬉しいです(*^^*) (2023年2月6日 23時) (
レス) id: 3d96900827 (このIDを非表示/違反報告)
李空(プロフ) - pixivで読んだけど面白い (2023年2月6日 4時) (レス) @page3 id: 36ef557338 (このIDを非表示/違反報告)
もふもふ子(プロフ) - つばめさん» もっともっと見ていたいと思って頂けてとても嬉しいです！夢主さんがまだ人の姿に戻れていませんので、まだお話は続きます！この先どうお話を書いていこうか今ちょっと詰まっているので、気長に更新をお待ちいただけると幸いですm(*_ _)m (2023年1月27日 0時) (レス) id: 3d96900827 (このIDを非表示/違反報告)
つばめ - まだ更新有りますか？ もっともっと見ていたいです (2023年1月25日 23時) (レス) id: e61b67cd9c (このIDを非表示/違反報告)
もふもふ子(プロフ) - にゃーちゃんさん» ありがとうございます！とても嬉しいです♪のろのろ更新ですが、頑張って書いていきますね(*^^*) (2023年1月20日 19時) (レス) id: 3d96900827 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：もふもふ子 | 作成日時：2022年11月3日 16時
