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｢…ベルーガの言うことはごもっともです。おれが側に付いてます。実戦、させてやりましょう｣
彼女もどんどん変わってきている。
心が、強くなってきた。
そんな良い変化を自分のエゴを押し付けて留まらせてはいけないと、ペンギンはへにょりと笑って言った。
｢…自分のモノを取ってこい｣
｢っはい！｣
ローにそう言われ、きらりと瞳を輝かせて元気よく返事をしベルーガは一度船内へと入っていき、敵が追って行けないようペンギンは扉付近で相手を薙ぎ払いつつ、ベルーガが戻ってくるのを待った。
｢お待たせしましたっ｣
しっかりと両手に握られているモノを見て、ペンギンはこくりと頷く。
｢サポートするから、好きなように動いてみるといい。おれもちゃんと気を配っておくけど、おれと距離が空いてしまったらキャプテン…いや、誰でもいい、必ず誰かの側に行くこと｣
｢はい、了解です！｣
それじゃあ戦闘開始だとポンと肩を叩けば、グッと瞳に強い色を灯してベルーガは駆け出した。
彼女の扱う武器は、細身の双剣。
出会った頃の肋の浮いていた身体は、しっかりと3食食べ始めて体力作りのトレーニングもしてから、細身ではあるがいい感じに肉と筋肉が付いた。
そんな彼女は身軽さと素早さが秀でて、それを生かせるだろうとローが双剣を選んだのだった。
相手の動く気配、武器の振り下ろされる軌道などをしっかりと読んで避け、くるりと身を翻して斬りつける。
相手を斬る度に歪むベルーガの顔を見てペンギンの顔も歪み、思ってることは何となく分かるけど、後で話をしようと思いつつベルーガの横から迫る敵を長槍で思いっきり強打した。
キュッとベルーガがＵターンしてこちらに突っ込んでくる。
視線は自分の右側に向いており、そちらとは逆の方にサッと身を避ければすぐ側でザシュッと音が聞こえた。
ペンギンも片脚を軸にくるりと身体を半回転させ大きく横から長槍を振れば、ベルーガに当たる寸前で彼女はしゃがみこみ、その前方にいた敵の胸をかっ裂いた。
初めての実戦で、敵と味方の気配をよく読み動けているとペンギンは感心する。
スッと立ち上がりまた自分の後方へと駆け出したベルーガとすれ違う際にふと目が合い、ニッと笑った彼女に胸の内がキュッとなる。
いつも可愛くて仕方のない彼女の、格好良いと思える新たな一面が見られた瞬間だった。
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もふもふ子(プロフ) - モノクロさん» すみません！コメント見落としていました( ;´꒳`;)リクエストありがとうございます！頑張って書きますので、待っていてくださいね♪私のお話でもっとペンギンを好きになってもらえたら嬉しいです！ぜひ結婚を前提にお付き合い下さい( *´꒳` ) (2023年1月20日 19時) (
レス) id: 3d96900827 (このIDを非表示/違反報告)
モノクロ - 初コメお邪魔します。リクです。ベルーガちゃんと、ペンギンの共闘かペンギンをベルーガが庇って怪我しちゃう的なヤツ書いてほしいです。作者様の書くペンギンかっこよすぎです。結婚前提に付き合ってください。 (2023年1月3日 19時) (レス) id: 668dfd3812 (このIDを非表示/違反報告)
もふもふ子(プロフ) - ライキさん» 喜んで頂けてよかったです(*^^*)リクエストありがとうございました！書いていてとても楽しかったです♪またお話を更新した歳はぜひ覗きに来てくださいっ (2022年11月19日 11時) (レス) id: 3d96900827 (このIDを非表示/違反報告)
ライキ - うわぁぁぁぁぁぁぁありがとうございます！！！！すごくすごいです！！語彙力がなくて申し訳ないんですけど…もうほんとに！！かわいいです！、ありがとうございます！ 理想以上すぎて！ありがとうございます！ずっと応援させてもらいます！！！ (2022年11月18日 18時) (レス) id: c3cdfe919e (このIDを非表示/違反報告)
もふもふ子(プロフ) - 防弾チョッキ（初心者）さん» そう言って頂けて嬉しいです！ホッとしました( ´▿` )リクエストありがとうございました！また更新した際は、ぜひ覗きに来てください♪ (2022年11月10日 18時) (レス) id: 3d96900827 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：もふもふ子 | 作成日時：2022年10月26日 20時
