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わんさか湧いてくる敵に、面倒だと内心で悪態をついた。
力量はそこまでの相手だがこんだけいれば動きにくいと、味方を巻き添えにしないように慎重に薙ぎ払っていく。
早く、狭苦しい部屋から出してやりたい。
自分にとっては宝物のような可愛くて愛しい女の子。
敵襲となればいつも財宝たちと一緒に大事に隠し部屋へとしまい込んでいた。
終わったよと扉を開ければホッとした表情を浮かべて抱きついてきて、満足すれば怪我はないかとペタペタと身体を触ってくるお決まりのパターン。
それを想像して長槍を振るった。
その時ガッと踵に何かがぶつかり、身体が揺らぐ。
ドサリと尻もちを着いて自分の下にいる敵を見遣り、あぁクソっとまた悪態をついた。
その事態をチャンスと目の前の敵が大きく剣を振りかぶってきて、それを受け止めるべく長槍をサッと構えた。
｢やめてええぇぇぇッ！！！｣
その時、今はここに居るはずのない声が聞こえてきてピクリと身体が反応する。
ゴッと長槍で受け止めた刃物の音とは別に、ガッと音がした。
その音が何度か響いたあと目の前の敵が白目を向き、倒れていく。
｢ベルーガ…？｣
目の前の敵が倒れたことにより姿を現した相手に、唖然とする。
先程聞こえた声は、間違いではなかった。
大事に大事に隠していたはずの彼女が、なぜここにいるのだ。
急に現れた彼女に驚いたのか周りもシンとしてこちらを見ている。
それに居心地が悪くなったようで、手に持つ長物をギュッと握り身じろいだ。
｢な…んだあのふざけた女は！ヤッちまえ！！｣
いち早く気を取り戻した相手の長が声を上げ、ハッとする。
急いで身を起こしベルーガを片腕に抱き上げて長槍を振り、周りを牽制しながらローの側へと身を寄せた。
女一人増えた所でたいして気にはならないだろうが、相手の気に触れたのはベルーガが手に持つ物のせいだろう。
カタカタと少し震える手でギュッと握っているものは、甲板掃除用のデッキブラシだった…。
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もふもふ子(プロフ) - モノクロさん» すみません！コメント見落としていました( ;´꒳`;)リクエストありがとうございます！頑張って書きますので、待っていてくださいね♪私のお話でもっとペンギンを好きになってもらえたら嬉しいです！ぜひ結婚を前提にお付き合い下さい( *´꒳` ) (2023年1月20日 19時) (
レス) id: 3d96900827 (このIDを非表示/違反報告)
モノクロ - 初コメお邪魔します。リクです。ベルーガちゃんと、ペンギンの共闘かペンギンをベルーガが庇って怪我しちゃう的なヤツ書いてほしいです。作者様の書くペンギンかっこよすぎです。結婚前提に付き合ってください。 (2023年1月3日 19時) (レス) id: 668dfd3812 (このIDを非表示/違反報告)
もふもふ子(プロフ) - ライキさん» 喜んで頂けてよかったです(*^^*)リクエストありがとうございました！書いていてとても楽しかったです♪またお話を更新した歳はぜひ覗きに来てくださいっ (2022年11月19日 11時) (レス) id: 3d96900827 (このIDを非表示/違反報告)
ライキ - うわぁぁぁぁぁぁぁありがとうございます！！！！すごくすごいです！！語彙力がなくて申し訳ないんですけど…もうほんとに！！かわいいです！、ありがとうございます！ 理想以上すぎて！ありがとうございます！ずっと応援させてもらいます！！！ (2022年11月18日 18時) (レス) id: c3cdfe919e (このIDを非表示/違反報告)
もふもふ子(プロフ) - 防弾チョッキ（初心者）さん» そう言って頂けて嬉しいです！ホッとしました( ´▿` )リクエストありがとうございました！また更新した際は、ぜひ覗きに来てください♪ (2022年11月10日 18時) (レス) id: 3d96900827 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：もふもふ子 | 作成日時：2022年10月26日 20時
