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落ち着いたのかこちらをちらりと見上げてくるベルーガに、よかったとシャチは胸を撫で下ろす。
初めてベルーガから声を掛けてもらったのも、そこにいたのがおれだったからだけかもしれないが、助けを求められたのも、嬉しいとシャチは思う。
思わぬ形だったが、彼女と少し近付けたのは喜ばしい。
｢落ち着いたか？お前、ペンギンはどうしたんだよ？｣
確か一緒に街に出たよなと言えば、色々と珍しくてキョロキョロしているうちにはぐれちゃったとベルーガが言う。
人の多いとこはちゃんとペンギン掴んどかなきゃと言えば、そうだね…とベルーガはシュンとした。
そっと身を離して、一緒にペンギンを探そうと歩き出す。
その時するりとベルーガの手が自身の手に繋がれて、シャチは驚く。
｢あ…ごめんなさい、嫌だった？｣
人の多いとこではちゃんと掴んどけってさっきシャチさんが言ったから…と眉を下げて不安そうにこちらを見上げてくる彼女がとても可愛かった。
そうだったなとニッと笑ってやれば、ベルーガの表情もふっと緩む。
そのまま小さな手を引いて、歩みを進めた。
｢ベルーガっ！シャチ！｣
さほど経たずとして、背後から聞き慣れた声が聞こえてきた。
二人で振り返れば、そこにはペンギンが焦ったようにこちらに向かって走ってきている。
ほら、行ってこいと手を離して背を押せば、とても嬉しそうに顔を緩ませペンギンのもとへと駆けて行き、広げられた腕の中へと飛び込んだ。
すりすりと頬を擦り合う姿に、うんうんよかったとシャチは鼻の下を擦る。
｢すまんシャチ、助かった｣
シャチが二人のもとへ近付けば、本当に安堵した声でペンギンがそう言う。
大事なモンはちゃんと繋ぎ止めておけよとバシバシと腕を叩いてやれば、そうだなとペンギンは眉を下げて笑った。
｢そんじゃ、今度ははぐれるなよ！｣
ペンギンにベルーガを引き渡すことができたから、女の子探しに行こーっととスキップしてその場を去ろうとしたシャチの手がグッと捕まれ、足はそこに留まることになる。
へ？と振り返れば、己を引き止めていたのはベルーガだった。
｢シャチさん、行っちゃうの？｣
そんな可愛いこと言われたら…な。
本当はせっかく島に上陸できたのだから女の子とキャッキャしたかったのが本音だが…。
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もふもふ子(プロフ) - モノクロさん» すみません！コメント見落としていました( ;´꒳`;)リクエストありがとうございます！頑張って書きますので、待っていてくださいね♪私のお話でもっとペンギンを好きになってもらえたら嬉しいです！ぜひ結婚を前提にお付き合い下さい( *´꒳` ) (2023年1月20日 19時) (
レス) id: 3d96900827 (このIDを非表示/違反報告)
モノクロ - 初コメお邪魔します。リクです。ベルーガちゃんと、ペンギンの共闘かペンギンをベルーガが庇って怪我しちゃう的なヤツ書いてほしいです。作者様の書くペンギンかっこよすぎです。結婚前提に付き合ってください。 (2023年1月3日 19時) (レス) id: 668dfd3812 (このIDを非表示/違反報告)
もふもふ子(プロフ) - ライキさん» 喜んで頂けてよかったです(*^^*)リクエストありがとうございました！書いていてとても楽しかったです♪またお話を更新した歳はぜひ覗きに来てくださいっ (2022年11月19日 11時) (レス) id: 3d96900827 (このIDを非表示/違反報告)
ライキ - うわぁぁぁぁぁぁぁありがとうございます！！！！すごくすごいです！！語彙力がなくて申し訳ないんですけど…もうほんとに！！かわいいです！、ありがとうございます！ 理想以上すぎて！ありがとうございます！ずっと応援させてもらいます！！！ (2022年11月18日 18時) (レス) id: c3cdfe919e (このIDを非表示/違反報告)
もふもふ子(プロフ) - 防弾チョッキ（初心者）さん» そう言って頂けて嬉しいです！ホッとしました( ´▿` )リクエストありがとうございました！また更新した際は、ぜひ覗きに来てください♪ (2022年11月10日 18時) (レス) id: 3d96900827 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：もふもふ子 | 作成日時：2022年10月26日 20時
