笑って笑って 35 ページ36
気持ちは分かると、ペンギンさんがイッカクさんの肩をポンポン叩く。
かわ"い"いっと呻くイッカクさんに、かわいいだろうと、ペンギンさんが笑った。
ペンギンさんが昨日の夜にあったことを大まかにイッカクさんに説明すれば、ちゃんと言ってあげればよかったね…ごめんと謝られた。
それに、首を振る。
私がちゃんと聞けばよかったのだ。
｢イッカクさんっ、大好です。これからもよろしくお願いします｣
｢私も大好きよっ！｣
イッカクさんの柔らかなお胸にダイブすれば、優しく抱きしめてくれてぐりぐりと頬を擦りあった。
ちょ、大好きっておれ言われたことないのに！と、そう声を上げたペンギンさんに、女の子同士の特権かしらねとイッカクさんが勝ち誇ったように言う。
ガックリと項垂れたペンギンさんは、仕事があるから先飯食いに行くなと苦笑して、私の頭を撫でて部屋を出ていった。
ペンギンさんにも今度ちゃんと伝えなきゃ…。
健康診断を受けたある日、打撲の痕も傷跡もよくなりローさんからもういいだろうと許可がおりた。
｢お前、飯は作れるか？｣
ローさんにそう言われて、夜のお相手がなかった幼い頃は家政婦紛いなことをさせられていたので、それなりにと答える。
｢ならお前にはおれたちの胃袋の管理を任せる｣
どういうことか分からなくて首をひねった。
当番制で食事の担当を回してるのだが、レパートリーが少なく似たり寄ったりのものばかりで飽き飽きするんだとか。
島に着かず、一ヶ月以上航海していると尚更。
色んなものを作ってクルーたちを楽しませてやってくれ…だって。
それってかなり重要な役割じゃないかな…。
出来るだろうか…でも、やりたい。
｢頼んだぞ｣
｢アイアイ、キャプテン！頑張ります！｣
おれは医者だから栄養面には厳しいぞと、ニヤリと笑う。
そんなプレッシャーをかけないで欲しい…。
今日はもう当番が決まってるから明日から頼むと、ローさんが言った。
わかったと頷いて、浮き足立って医療室を後にした。
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もふもふ子(プロフ) - あっくすさん» はい、そうです！せっかく頑張って書いた文章が突然パーン！と消えてしまっては悲しいので、あちらにも掲載して避難させてもらってます。パクリなどではございませんので、ご安心くださいませ。 (2022年12月4日 23時) (
レス) id: 3d96900827 (このIDを非表示/違反報告)
あっくす(プロフ) - コメント失礼します！pixivの方で同じ内容の小説を拝見したのですが製作者は同じ方ですか？ (2022年12月4日 21時) (レス) @page1 id: 074a6f3059 (このIDを非表示/違反報告)
となりの渉。(プロフ) - もふもふ子さん» ﾜｧ...長文感想ありがとうございます！！！イラスト気に入ってもらえてよかったです(*^^*)ベルーガちゃんの新しい情報（？）とか出たらまたFAイラスト描かせていただきますね！！！ヾ(*´∀｀*)ﾉ゛ｷｬｯｷｬｯ (2022年11月28日 4時) (レス) id: 8e6d99468c (このIDを非表示/違反報告)
もふもふ子(プロフ) - となりの渉。さん» 私が被りたいくらい…。欲しい…。本当に素敵なイラストをありがとうございました！まだこちらも随時更新していく予定です。ぜひ更新した際は読みに来ていただけると嬉しいです♪ (2022年11月28日 2時) (レス) id: 3d96900827 (このIDを非表示/違反報告)
もふもふ子(プロフ) - となりの渉。さん» 文字数足りない…。しかもハートの海賊団に入る前のベルーガちゃんまで！ボロボロ…痛々しい…。とても素敵な絵をありがとうございます！自分の書いたお話の夢主さんがイラストになるだなんて嬉しすぎます(*´艸`)あと帽子ですよ帽子！なんだあの可愛い帽子はっ！！ (2022年11月28日 2時) (レス) id: 3d96900827 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：もふもふ子 | 作成日時：2022年10月14日 3時
