雛鳥の足跡…50こ ページ2
走り、すれ違いざまに敵だけを切り付けていく。
怪我をしていた頃この船を散歩していれば、よく皆から声を掛けてもらった。
まだ名前を知らずともクルーたちの顔はみな覚えている。
大丈夫、味方を間違えるだなんて、絶対にない…。
｢伏せてっ！｣
前方で背後から切りつけられそうになっているクルーを目にとめ叫べば、Aの姿を見て驚きに目を開きながらもサッと身を屈めた。
急に姿が見えたAに敵は驚き、一瞬動きが止まった所を容赦なく切りつけ、勢いを殺すことなく走り続ける。
すれ違い驚く味方たちを横目に、Aはブリッジへと急いだ。
敵を薙ぎ払いつつたどり着けば、欄干に足を掛けそこに立ち、甲板を見下ろす。
クルーたちは見事に混乱し、敵に気圧されている。
彼らは強いはずだと、Aは思う。
彼らの稽古をしている様子をよく見てきた。
剣などの太刀筋も綺麗だし、射撃の腕も申し分なかった。
組手にも参加させてもらったこともある。
とても無駄のない動きをしていた。
隊長格でなくとも、彼らは強い。
隊が整えば、士気を持ち直せばどうってことないはずだ。
Aはすうっと大きく息を吸い込んだ。
｢あなた達は何をしているのっ！！｣
怒号が響き渡る中でも、その声が凛と突き抜け、敵味方関係なくこちらに目が向く。
｢隊長方がいない間、隊を任された者は誰！？｣
その言葉にハッとした者たちがおれだと次々に声が上がる。
横から後ろから襲い来る者を薙ぎ払いながらAは続けた。
｢思い出したのなら、自分の役割を果たしなさい！的確に指示を出し、乱れた隊を整えよ！！隊長方がいなくても、自分たちだけでやれるという事を見せれるチャンスでしょう！｣
Aの号令に、味方のクルーからオオッ！！と雄叫びが湧き上がった。
それにこれで大丈夫だとAは笑い、動き出したクルーを見届け欄干をグッと踏み込み、甲板へと降り立った。
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もふもふ子(プロフ) - ミクリさん» いえ、とんでもない！くっつく時を楽しみにしててください(*^^*) 本当に！マルコさんはどんなデートをしてくれるんでしょうかね。しっかりと計画する派か、その時の気分で行く所を決める派か…うん、マルコならどっちでもよい(*´艸`) (2023年3月1日 14時) (
レス) id: 3d96900827 (このIDを非表示/違反報告)
ミクリ - もふもふ子さん» ちゃんとした恋人になるストーリーは決まってたんですね！失礼いたしました（汗その時が楽しみです♪マルコとデート本当にしてみたい…ｗ (2023年2月28日 18時) (レス) id: dfbdb02535 (このIDを非表示/違反報告)
もふもふ子(プロフ) - ミクリさん» もう恋人のような関係ですが、本当に恋人になるタイミングは一応考えてあるんです〜( ^ω^)デートですねっ。じゃあ考えていたお話にプラスして考えてみます(˶'ᵕ'˶ )︎ (2023年2月28日 7時) (レス) id: 3d96900827 (このIDを非表示/違反報告)
ミクリ - もふもふ子さん» クリスマスと内容が被ってしまうのでしたらいっその事どこかの島でバレンタインデートしちゃってください！！ｗなんならその番外編デートで恋人になっちゃっても良いですよ(/ω＼)既に恋人のようないちゃラブ具合ですが…ｗ (2023年2月26日 18時) (レス) id: dfbdb02535 (このIDを非表示/違反報告)
もふもふ子(プロフ) - いつもコメント下さりありがとうございます！番外編ばかりで申し訳ないです。バレンタインのお話はクリスマスに書いたお話と似てるな…と思ってやめちゃったんです( ᐛ )似ててもいい！ともし需要がおありでしたら、大遅刻ですが書かせて頂きます(*^^*) (2023年2月24日 20時) (レス) id: 3d96900827 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：もふもふ子 | 作成日時：2022年9月27日 23時
