𝐒𝐭𝐨𝐫𝐲 51 ページ2
｢いや、お前楽しんでるだろ。別の種類に変化するか、自慢の脚力で跳んで逃げれるんだから｣
｢あ、バレたか！｣
弄んでやるなよ、可哀想に…とペンギンはため息をついた。
満足したから帰る！とペンギンに向かって抱っことフリッパーを広げたチィオだったが、ビタンッ！と急に突っ伏する。
｢ちょッ！それはダメ！いやーん助けてぺんぺん！｣
倒れ込んだチィオの上にペンギンたちがのしのしと乗り上がろうとしていてチィオが焦りだし、なんだと助け起こそうと思って手を伸ばせば、バシイッと幾つものフリッパーの攻撃にあう。
｢いでェッ！｣
ツンツンツンツンと嘴にまで襲われて、ペンギンは手を引っ込めた。
｢あーんぺんぺん！ヤラれる前に早くー！｣
その言葉に、あぁ…襲われてんのね…と理解する。
しっしと足で追い払ってなんとかペンギンはチィオを掬いあげ、ゼーハーと息をする背を撫でてやった。
｢ちょっとー！ペンギン界隈でのソウイウコトは女の子が主導なのよ！｣
その前に求愛に応えてないし！とぽこぽことチィオは怒る。
それにへーと思うペンギン。
その足下では10匹ほどのペンギンたちにフリッパーや嘴で脚を攻撃されていてペンギンはどうやら恋敵だと思われているようだ。
｢コイツ、おれのなの｣
ダンッ！と足を踏み鳴らして、サアッと冷たい目でペンギンがペンギンたちを見下ろせば、足下の攻撃が止む。
冷たい空気にコロニーのラブラブしている番のペンギンたちもピタリと静かになり、辺りはシンとした。
程なくして10匹ほどのペンギンたちはトボトボと身を引いていった。
たまにそんな発言をペンギンからされて、チィオはキュンとする。
ちょっとドキドキしながらちらりとペンギンを見上げれば、ふと視線が合い口元が弧を描かれて、更にキュンとした。
｢やだーぺんぺん、惚れちゃいそうだわ｣
｢おーおー、あんな粗暴なペンギンたちよりおれの方がいい物件だと思うよ｣
そんなことを言いながらケラケラと笑い合い、二人は船へと戻ったーーーー。
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つばめ - 彼女元の姿に戻った➕同時にペンぺん🐧ちゃんと恋人同士か最高他の皆とも仲良しで楽しそう (5月19日 1時) (
レス) @page50 id: e61b67cd9c (このIDを非表示/違反報告)
つばめ - ローが風邪をひいてしまっているのでしょうがないですがそれでもコレは素敵です別のでローも出れば尚更👍 (5月19日 0時) (レス) @page31 id: e61b67cd9c (このIDを非表示/違反報告)
つばめ - 入れ替えハプニング面白いです (5月19日 0時) (レス) @page30 id: e61b67cd9c (このIDを非表示/違反報告)
つばめ - 通常版も含めて更新楽しみにしてます (2023年4月13日 23時) (レス) id: e61b67cd9c (このIDを非表示/違反報告)
もふもふ子(プロフ) - つばめさん» お返事遅くなりました(> <)ローの能力の暴走！それは面白そうですね！遅くなるかもしれませんが、リクエスト賜りました(*^^*) (2023年4月4日 0時) (レス) @page19 id: 3d96900827 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：もふもふ子 | 作成日時：2023年2月4日 19時
