𝐒𝐭𝐨𝐫𝐲 64 番外編：𝑾𝒉𝒊𝒕𝒆 𝑫𝒂𝒚 ページ15
｢うーん、暇だなぁ…｣
ぽてっと甲板で仰向けに寝転がり、青い空に流れる雲をチィオはボーッと眺め、海鳥でも数えるか…と思ったが、数えるほど飛んでおらず早々に諦めた。
昼食が終わった後、いいか？絶対入ってくるなよ？絶対だぞ？と、フリかと思うくらい念押されて食堂を追い出された。
何が何だか分からないが、まぁいいだろうと今に至る。
とりあえず暇だし、よしっとチィオは起き上がってペタペタ歩いていった。
｢｢｢チィオー！お待たせー！！｣｣｣
バーン！と甲板への扉が開かれて、皆が顔を出した。
キョロキョロと見渡せどチィオの姿が見えなくて首を傾げ合う。
｢チィオが一人で行けるとこ限られてるから、ここだと思ったんだけど…｣
ベポが指をつんつんしながらシュンとした。
ここへ来る前にペンギンの部屋も訪ねてみていなかったから、いるとしたらここしかない筈なのだが…とペンギンとシャチも念入りに探したが見付からず。
｢…なぁ、一人だけ仲間外れにされたと思ってこの船出てったとかじゃないよな…？｣
ふとシャチがそんな事を言い、他の皆がガン…と衝撃を受ける。
ドサリと膝を着いて、なんてこったと頭を抱えた。
｢うわーんチィオごめん！そんなつもりじゃないよー！｣
わんわん泣くベポを横目に、ペンギンは何故かキュッと胸が苦しくなる。
チィオがいなくなるだなんて思ってもみなかった…と左胸部分のつなぎをキツく握った。
｢えーんチィオ戻ってきてよぅ｣
｢なぁに？呼んだ？…ていうか皆何してんの？｣
めそめそしながら言ったベポのあとに、すっかり聞き慣れた声が聞こえた。
そんな甲板の中心で円になって項垂れてなに…と、声のした方へ顔を向ければ、甲板の先端でぴげっと言って可愛らしく首を傾げているチィオがいた。
｢｢｢｢チィオ！！！｣｣｣｣
｢ぴぎゃっ！はい！｣
急に皆に大きな声で名前を呼ばれて、慌ててチィオは返事を返す。
そんなチィオに一目散にローが蜘蛛の様な格好でカサカサカサと駆け寄った。
｢ぎゃあああ！キャプテンやだ怖い！ほんとイケメン台無しな格好やめっフゴッ｣
ローの異様な動きに恐怖を感じて身を引こうとしたが遅く、思いっきり突っ込んできて抱きしめられる。
それを見てペンギンたちもハッとなり、チィオへと駆け寄って行った。
𝐒𝐭𝐨𝐫𝐲 65 番外編：𝑾𝒉𝒊𝒕𝒆 𝑫𝒂𝒚 2→←𝐒𝐭𝐨𝐫𝐲 63 番外編：ﾄﾗｽﾌｫﾙﾏｰﾚ：にゃんこ！ 5
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つばめ - 彼女元の姿に戻った➕同時にペンぺん🐧ちゃんと恋人同士か最高他の皆とも仲良しで楽しそう (5月19日 1時) (
レス) @page50 id: e61b67cd9c (このIDを非表示/違反報告)
つばめ - ローが風邪をひいてしまっているのでしょうがないですがそれでもコレは素敵です別のでローも出れば尚更👍 (5月19日 0時) (レス) @page31 id: e61b67cd9c (このIDを非表示/違反報告)
つばめ - 入れ替えハプニング面白いです (5月19日 0時) (レス) @page30 id: e61b67cd9c (このIDを非表示/違反報告)
つばめ - 通常版も含めて更新楽しみにしてます (2023年4月13日 23時) (レス) id: e61b67cd9c (このIDを非表示/違反報告)
もふもふ子(プロフ) - つばめさん» お返事遅くなりました(> <)ローの能力の暴走！それは面白そうですね！遅くなるかもしれませんが、リクエスト賜りました(*^^*) (2023年4月4日 0時) (レス) @page19 id: 3d96900827 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：もふもふ子 | 作成日時：2023年2月4日 19時
