ハートの海賊団中心短編集【ONEPIECE】 (ページ9)

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ふと目を覚ませば、太陽はもう真上にあるくらいの日差しが窓から入り込んでいた。
腕の中には、姉がいる。
夢ではなく、ちゃんと現実だったとギュッと抱き込んだ。

｢ペンギン、苦しいわ｣
｢わ、ごめん。起きてたんだ｣

起こしてくれれば良かったのにと苦笑すれば、こうしていたかったんだとスリスリと頬を撫でられる。
でもいつまでもこうしていちゃダメだねとウミは身を起こした。
それに習ってペンギンも身を起こす。

｢これからはずっと一緒にいれるものね｣

そう言ってウミにそっと顔を引き寄せてられて、頬に口付けが落とされ、それにペンギンは何すんの！と真っ赤になって慌てた。

｢昔はよくしたじゃない…｣
｢あれは子供の頃！今幾つだと思ってんの！｣

しゅんとするウミにまた別の意味で慌て、別に嫌ではないからと弁明する。
じゃあペンギンもしてと言われ、たじたじになりながら頬に口付けを返せば、花が咲くような顔で、綺麗に、嬉しそうに笑った。

｢さあ、お寝坊したこと、謝りに行こっか！｣

そうクスクスと笑う姉に手を引かれて歩き出す。
これからは、絶対にこの手を離したくないと、昔とは違う小さな手をギュッと握りこんだーーーー。

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今後は、ローがことある事にかっこいいことをすれば、キャー！キャプテンカッコイイ！！とペンギンとウミが手をガシリと掴みあってぴょんぴょん飛び跳ねてるといい。

しばらくすればローとウミがお互い惹かれあってくっつくはず。

いずれ産まれるローとウミの子供に、甥か姪かわからないがデロンデロンにメロメロになればいい。
シャチも親戚のおじさんのような立場でデロンデロンになればいい。

そんな、話…。

○夢主さんの名前○

ウミスズメとは…
ペンギンのように翼で泳ぐ小さな鳥…だって。
日本では冬鳥として主に北日本の海上、港で見られるそう。
冬のしかも北日本…、ペンギンの故郷といい感じにピッタリじゃないかと思い使わせて頂きました。
容姿もペンギンみたいで、空高く舞い上がることもほとんどなく、海面スレスレを飛ぶそう。潜水もできるし、ペンギンみたいでいいじゃないか！と思いました。

みんなからは面倒臭いのか縮めてウミと呼ばれればいい。
ローからは、普通の人間サイズならみんな小さく見えるだろうから、揶揄いも兼ねてスズメと呼ばれればいい。