ハートの海賊団の姉と妹 ページ22
〇名前変換あり〇
夢女なら一度は考えるであろう兄妹または姉弟ネタ。
こんな関係性だったらいいなという超短文。
あくまで私の理想なので、解釈違いだったらごめんなさい。
✂ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー✂
【ローと姉の場合】
★
「あなた滅茶苦茶ハイスペックなのになんで彼女の一人や二人できないの…?」
唐突にそんな事を言われる。
ローはAをスン…とした顔で見つめたあと、何も言わず去って行く。
もーなによ、遅い反抗期かしら…と頬に手を添え溜息をつくA。
その様子を背後から見ていたシャチとペンギンが顔を見合わせ、そりゃあな…と呟く。
ローと血の繋がった家族なだけあって、女にしては高身長でスラリとした長い足。
出るとこは出て、無駄な肉のない引き締まった身体。
顔も文句なしの美人。
そんな女がローの隣にいれば、言い寄ってくる女も慄いて逃げていくわな…とシャチとペンギンは頷きあった。
★★
立ち寄った島でAとのんびりと街を散策していて、少し離れたところで露店を冷やかしているAを眺めていれば、Aを見てヒソヒソと話している二人組の男かいた。
それを見てチッと舌打ちし腰を上げAに近寄り、腰に腕を回してグッと引き寄せる。
「っどうしたの?」
「いや、別に…」
「もう、なによ…」
何だと言いつつローに身を預けて露店を物色する。
Aに言い寄ろうとしていた男たちは、高身長イケメンのどんよりと隈の深い鋭い目に睨みつけられ、ヒイッと身を竦ませてそそくさと逃げていった。
それを目撃したシャチとペンギンは、こっちも一生男と無縁になるんじゃ…と心配する。
★★★
姐さん頼むよ…とクルーたちに言われ、しょうがないなと溜息をつく。
「入るわよ、ロー」
返事を待つことなく扉を開けて入れば、勝手に入ってくるなというような不機嫌な空気を醸し出すが口にはしない。
「また何日も徹夜してるでしょ。みんな心配してるわ」
「自分の体調管理くらい自分で出来る」
まったく…と呆れながら椅子に座るローに近寄り、バフッと頭を胸に抱き込んだ。
柔らかな感触に顔を赤くさせ抵抗するロー。
「姉さん離れてくれ」
「はいお休みっ」
ゴッと音がして目の前がチカチカし、そのまま意識を失う。
首の後ろを強打し強制的に眠りにつかせる。
毎度毎度学ばないわね…とベッドに放り投げ、そんな荒っぽさとは裏腹に柔らかに額にキスをして、おやすみなさいと部屋を出た。
111人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:もふもふ子 | 作成日時:2022年11月23日 2時