ヒヨコが1羽

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『位置について、よーい………ﾊﾟﾝｯ』


わぁこれはすごい、、、


確かにこれは盛り上がるなぁ


今目の前で繰り広げられてるのは私が想像してた障害物競走じゃないもの



だって鳥類科の子達が飛びながら輪っかをくぐり抜けてるのよ



隣ではユリちゃんもいるけど見慣れてるのか普通に座ってる



「えっユリちゃん、、これ、えっ？」


YR「いや、どんだけびっくりしてんの(笑)まぁ初めて見たらびっくりするか」


「うん凄いねこれなんかサーカスみたい…」


YR「でもあのジフン先輩はいないね？あの人フクロウじゃなかったっけ？」


本当だジフン先輩も鳥類科に分けられるんだけどな…


違う種目なのかな


そうこうしてるうちに壁をよじ登ったり普通じゃ飛べないようなハードルを飛び越えてたり


ほっっそーーい棒の上で三輪車漕いでたり、、


あっ三輪車漕いでるのスニョン先輩だ


三輪車が終わると白い粉の中に入ってる飴玉を探すみたいなんだけど



「フフフフフ」


スニョン先輩、躊躇いもなくガッツリ顔を突っ込んでる

YR「あの先輩すごい(笑)顔真っ白じゃん(笑)」


顔を真っ白にして探した結果1番早く見つけられたみたい


嬉しそうにしながら最後の人にバトンを渡してる


あっでも最後は借り物競争で終わるよね


ジフン先輩もしかして……って


やっぱり、、スニョン先輩がバトンを渡したのはジフン先輩だった

全然見ないと思ってたらこの種目だったんだ……


先輩どんなもの借りるんだろう
50ｍ走った先に紙が置いてあるんだけど


でも、走ってる人達は全員見慣れた姿をした人達


スンチョル先輩、ミンギュ先輩、スングァンくんもいて、、、


全員寮に住んでる人たちだ


そしてジフン先輩、ミンギュ先輩、スンチョル先輩、スングァンくんと紙を拾って見てるんだけど


何を借りようとしてるんだろ


スングァンくんは1年生が座ってる場所にすっ飛んで行ったし



ほかの先輩たちも何かを探してるみたいでキョロキョロしてる


どんな物借りるんだろうと私もドキドキしながら見ていたらその中でミンギュ先輩と目が合った


えっ…… えっどうしようすごい笑顔でこっちに来てる


あっでも私じゃないよね、目が合ったのも勘違いかもしれないし……


それに私の周りにも人はいるし、、、

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