9棹 ページ9
*少し不愉快になる場面があります。
嫌だと思いましたら飛ばしてもらっても構いません。
No side
その日は多くのプロヒーロー達が警察署内にいた。
会議の内容は、3年前の敵による施設襲撃の際に少年少女合わせて20人の誘拐に加え、殺人である。
施設内にいた大人達は目立った外傷は無かったが、敵による攻撃のためかショック死していた。
プロヒーロー数人と警察が捜索しても見つからなかった敵のアジトが最近になって分かったのだ。
敵については警察側が名前や住所、個性を炙り出し“幻影”ということが分かった。
これにより過去の被害者達が個性による精神鑑賞で脳に働きかけショック死した訳も説明がいった。
幻影という厄介な個性に対応する為に個性を消すことが出来るというイレイザーヘッドを軸に集まったのだった。
そして、作戦実行当日。
少しでも状況に有利な個性を持ったヒーロー達が作戦を実行しようと森の中に足を踏み入れた。
一見ただの木の並ぶ森の中。
そこにイレイザーヘッドが個性を使えば大きな館が姿を現した。
ヒーロー達は顔を見合わせて静かに頷き合い、館の内部へと突入した。
着々と部屋を一つ一つ確認しながら進んでいくヒーロー達。
｢っ！｣
｢…遅かった。｣
｢しゅ、主犯格は！？｣
1つの部屋を開いた時にした異臭。
中には、被害にあった20人全員が放り込まれており、肢体の何処かに番号が刻まれている。
全員がもう既に息をしておらず、抵抗した為か腫れ上がっている所もあれば、年月が経ち腐っている所も見受けられる。
これからの光にも慣れたであろう子供達の余りにも無惨な姿に1度目を逸らし、救うことが出来なかったと悔やんだ。
そして、全ての部屋を探しても姿が見えない犯人に焦りが募る。
｢っ！…！｣
｢静かに。何か聞こえないか？｣
それは小さな声。
気づいたヒーロー達は音の発生源を探す。
索敵の個性を持つヒーローが炙りだした場所は床の下。
退いてろと力任せに床を砕き、道を切り開く。
穴が空いた後、すぐ様地下へ降り立ったのはイレイザーヘッド。
降り立った後目にしたのは、至る所から血を流し手錠を掛けられ、少女が犯人と思われる男に手を出されている姿だった。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 121人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「ヒロアカ」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
小説ワンコ(プロフ) - とても面白いです！こういうタイプの勘違いものって以外に少ないので、更新が楽しみです！更新頑張ってください！ (2019年6月12日 21時) (
レス) id: 14f0588910 (このIDを非表示/違反報告)
もーふ(プロフ) - ノルンさん» ノルン様2回もコメントを下さってありがとうございます。そう言って頂けて本当に心から嬉しいです。更新が遅くて申し訳ないですが、面白い話を書けるように頑張ります。 (2019年5月30日 8時) (レス) id: 389f10ddc3 (このIDを非表示/違反報告)
ノルン(プロフ) - 更新お疲れ様です！！！気になってたのでめっちゃ嬉しいです、有り難うございます！ (2019年5月13日 21時) (レス) id: 265a916812 (このIDを非表示/違反報告)
もーふ(プロフ) - ノルンさん» 返信が遅くなり申し訳ありません。その言葉を言って頂けるだけで本当に嬉しいです、ご期待に添えずに更新が滞ってしまい申し訳ありません。ゆっくりではありますが、頑張っていこうと思います。コメント本当にありがとうございます。 (2019年5月6日 22時) (レス) id: 389f10ddc3 (このIDを非表示/違反報告)
もーふ(プロフ) - たみさん» 返信が滞ってしまい申し訳ありません。夢主ちゃんの活躍は私も練りに練りまくっております。面白さを届けつつ矛盾しないように頑張ります。コメントは本当に励みになります。ありがとうございます。 (2019年5月6日 22時) (レス) id: 389f10ddc3 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：もーふ | 作成日時：2018年8月12日 18時
