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JK side
A「日本人だからですか？」
Aの放つ鋭い言葉が胸に突き刺さる
A「韓国の方は、日本の事を良く思ってない人が多いみたいですね。」
「それは！…昔から、反日教育、されるから、」
言い訳じみてると自分でも思った
別にあの記者を庇った訳じゃないし庇うつもりも無い
ただ、反日教育を受けて育つのは本当だったし、その事実を伝えたかった
韓国人の皆が日本を嫌っているんじゃないけど、そういう教育をされて育った人の中には、日本を良く思わない人達が一定数いるのは事実だ
A「しょうがない？何を根拠にそのような教育をされているか僕には分かりませんし、僕が嫌われる理由にはなり
ません。僕は彼に、何もしていないのですから。」
痛い所を突かれる、とはこの事だ
Aの言っている事は何よりも正しかった
いつもポーカーフェイスなAの静かな怒りは、決して俺に向けられたものでは無い事は分かっている
多分、あの失礼な記者でもない
きっと行き場のない怒りだ
行き場のない感情は、溜め込んで押し殺すしかない
でも俺は、それをして欲しくなかった
辛いよな、A
頼りないヒョンでごめん
A「もし、それが理由で僕を嫌う事が正当化されるのなら、」
怒っているようで、縋っている
全部吐き出して欲しかった
だけど俺は、受け止められるだろうか
不安になりながら、Aの言葉をじっと待つ
俺はきっとこの日の事を、一生忘れる事は無い
A「両親を韓国人に殺された僕は、韓国人を憎んでも正当化されますか？」
Aから吐き出されたそれは、俺の覚悟が崩れる程の重さでのしかかる
声すら出なかった
呼吸の仕方が分からなくなって、体が微かに震え出す
俯いたまま、Aの顔すらみれない
A「でも僕は、そんな愚かな人間にはなりたくない」
ハッとして顔を上げる
Aの姿が滲んで見えて、自分が泣きそうになっていた事に気付く
どうしよう、俺、お前が今どんな顔してるか分かんないや
A「…ごめんなさい、そんな顔させてしまって」
酷く優しい声が、さらに俺の涙を誘う
何でお前が謝るんだよ、謝るのは寧ろ俺の方だ
自分の頬を伝う涙の感覚が、余計に胸を締め付ける
A「ジョングクさんが優しいから、つい八つ当たりしてしまったんです。」
馬鹿みたいにお人好しで
呆れるほど優しいのは、お前の方だ
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真理亜 - 続きを待っています。頑張って下さい (4月1日 22時) (
レス) @page12 id: 2ba0617eeb (このIDを非表示/違反報告)
チャン(プロフ) - 続きが気になりすぎる（ ; ; ） (2月8日 17時) (レス) @page10 id: ecab7ed746 (このIDを非表示/違反報告)
ひな - 今1番大好きな小説です、続きを楽しみにワクワクしてます、素敵な小説を作ってくれてありがとうございます(*^^*) (10月3日 14時) (レス) @page2 id: 06d8f4ff44 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：v.moff | 作成日時：2023年6月10日 14時
