七話 ページ8
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「なるほど、確かに混じってるね笑笑 体に異常は?」
宿儺の指食べちゃったとか言う少年を凝視する、口と口がくっついちゃうぐらい近寄る
「特に…」
「んー…宿儺と代われるかい?」
「スクナ?」
見た感じ自分がどれだけ危険なもの食べちゃったか理解できていない様子だ
手始めに、彼に10秒経ったら戻るように言いつける、もし彼に宿儺の器として向いているなら…
「え、大丈夫かな?」
「大丈夫、僕最強だかr…♪〜♪〜」
もぉ〜誰?こんな時に僕今いい感じにカッコつけたつもりなのに
ポケットに入ってるスマホに目を向ければ、僕のかわいい生徒の名前が表示されている
「Aじゃん!久しぶりだね、元気してた?」
「後ろ!!」
Aからの着信に躊躇せず出る
もちろん先程攻撃してきた宿儺は僕の後ろで空振りしてる訳だけど
「ごめんねー、今ちょっと手が離せなくてさ、また折り返しかけるから…うんうん、またねー」
残念ながら本当に取り込み中だから、渋々電話を切った
それより宿儺の様子が少しおかしい
全然攻撃してこないじゃん
「貴様…今、Aと言ったか?」
「え?なに急に、そうやって僕の注意を引こうとしてるの?」
「戯け、黙って質問に答えろ」
「質問ね〜それよりいいの?もうそろそろだよ」
10秒経過
「驚いた、本当に制御できてるよ」
「でもちょっとうるせーんだよな、さっきからかみの?なんちゃら〜って」
「!…まぁ、それで済んでるのが奇跡だよ」
彼の額に指をトンっと突けば、脱力し僕に倒れ込む
重っ
「あの、五条先生…さっきこいつが言ってたかみのなんたらってのは神ノ大月妃の事ですか?」
「へぇー、恵って結構物知りなんだね 先生感激だよ」
「有名な話じゃないですか、千年以上前唯一両面宿儺の封印に成功したっていう呪術師…しかも奴は…」
「まあまあ、とりあえずこの話はまた今度にて今はこの子の処分と恵の手当てを優先しよう!話はその後で!」
恵のお願いもあって、虎杖悠二は執行猶予つきの秘匿死刑が決定した
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神ノ大月妃は作者が適当に考えたものです
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作者名:どく。 | 作成日時:2022年10月4日 14時