一話 ページ2
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私の家系は千年以上前から続く呪術師であるそして私もまたその血を継いでいる訳で、今は都立呪術高等専門学校に通う2年生でつい先日一級術師となった
「A、急で悪いんだけどーちょっと長期出張に行って来んない?」
5月のある日、目の前にいる男、五条悟はニコニコしながら言った
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2年になった途端言い渡された長期の任務、しかも無期限
説明しろと下から悟を睨み上げれば、ある特級呪具を探してきてほしいと、これまた腹立つ顔をグッと私に近づけてきた
このまま思いっきり殴ってやろうかと思ったが、どうせ当たらないのが目に見えているので握った拳を緩める
『その特級呪具を探すの私じゃないとダメなの?』
「別にAじぁないとダメな理由なんてないけど、君ならすぐ見つけられると思ってね」
確かに、私なら探すのはお手の物だとは思う…だが!!
その呪具を探してる間、私のスクールライフを無駄にしろってのか!!?
別に私じゃなくても良いなら断ってやろ
『悪いけど、さと…』
「まさかとは思うけど、″一級術師″ともあろう君が、たかが呪具一つ見つけられないってことないよね」
はぁ?
未だにニヤついて一級術師を強調してくるこの男
落ち着け私、この男の挑発に乗ってはダメだ
頭では分かっているが…
『上等じゃねーの!2、3日で探し出してやるわ!!』
「おーさっすがAちゃん!頼りにしてるよ」
そう、私、神崎Aは超が付くほどの負けず嫌いであった
その後すぐに自室に戻り身支度を済ませる
2年の教室に向かえば、真希、棘、パンダの3人が集まっていた
長期任務について3人に手短に話し、私は早々高専を後にした
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作者名:どく。 | 作成日時:2022年10月4日 14時