ep.5 ページ5
《和也side》
将来は誰からも愛されるジャニーズになることを夢見て、
青春という青春は全て捨ててきた。
スーパーアイドルになるために、Jr.として長年地道に
頑張ってきたからこそ、Aと出会ったときは、
しまったと思った。
話したことなかったけど、一目惚れやったから。
顔、仕草、声、全てが好みだった。
姿を見れるだけでいい、そんな風に思ってわざわざ遠回り
してあのコンビニに通ってた。
そしたらまさかのAから話しかけてきて。
もう取り返しがつかないと思ったのと同時に何よりも
嬉しかった。本当に嬉しかった。
これが同世代の子達が経験してる恋なんやろなって。
本当はAと花火大会なんて行きたいに決まってる、
断りたくなんてなかった。
けれどもし一緒に行って俺の身元がバレてしまったら?
批判を喰らってしまうのは、きっとAで。
傷つけてしまう可能性だってあって。
そんなこと考えてたら一緒に行こうなんて返事は
できなかった。
ほんまにごめんな、A
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作者名:もふ | 作成日時:2022年10月22日 0時