Ｃ家の鬼畜医者 (ページ9)

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その8 ページ9

モン「物分りが良いな。まぁ逃げようなんて思わなきゃここは良い国だ。仲良くやろうぜ。」

貴『いや、恩人人質に取っといてなに抜かしてくれてんだ。』

貴「はぁ・・・。よろしくお願いします。」

マム「マッマッマッ！家の子供達は皆強くてなぁ、だけどたまに傷こしらえたり病気になったりすると辛いはずみでつい医者を殺しちまったりするんだ。だからお前の能力は役に立つだろう。」

貴「あー・・・。患者さんてたまに暴れて困りますからねぇ・・・。」

貴『そんなスリルは要らない。』

モン「こないだの予防接種で3人死んじまったんだ。丁度今医者が足りなくてな。助かったぜ。」

貴「予防接種。」

貴『えっ？何この家族。どんなモンスターベイビー抱えてんの？』

カタクリ「A。」

後ろで待っていたカタクリに声をかけられた。

カ「その件で話がある。一緒に来い。」

貴「・・・はい。」

兵士に海楼石の手錠を外されカタクリの後に続きビッグマムの元を後にした。

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貴「・・・はぁ・・・。」

思わず大きなため息が出る。

カ「諦めろ、運が悪かったな。」

貴「そうですね・・・。」

カ「家としては助かる。いちいち注射の度に逃げて暴れる弟を捕まえる戦力が増えた。」

貴「弟・・・。」

貴『カタクリ様結構な大人だけどそんなに年の離れた例の問題の子供がいるのか。』

カ「今から会わせる弟だ。クラッカーというんだが。何せ懸賞金が8億越えでな、捕まえるのにも世話が焼ける。おそらくお前の仕事で1番大変だぞ。」

貴「へぇー・・・

て！！8億！！？？」

貴『子供に！！？？』

カ「家の将星の１人だからな。」

貴「・・・、カタクリ様いくらなんですか？」

カ「10億は超えている。」

貴『マジか・・・、でもこの家族にやられっぱなしなのはさすがに気に入らないなぁ・・・、こうなったら"あの手"を使うか・・・。』

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カ「この部屋に弟がいる、挨拶しておけ。精々殺されないようにするんだな。」

貴「自己防衛の為の戦闘の権利はありますか？」

カ「・・・防御は認めるが勝手な攻撃は許されない。」

貴「はぁい。」

カ「では、おれはやることがあるから離れる。」

そう言って気持ち足早に去っていった。

貴『あの人いつも3時に居なくなるけど何してんだろう・・・？』

疑問に思いつつ目の前のドアをノックした。