その5 ページ6
ゆっくりとドアの外に出た。
カタクリ「お前がAか?」
貴「そうですけど。なぜ私の名前を?」
カ「住民から聞いた。数ヶ月前、家・・・ビッグマムの傘下に入っている船と突然連絡が取れなくなった。何か知っているだろう。」
貴「さぁ・・・?」
カ「「知らない」などという嘘は止めろ。」
貴『バレバレかよ。』
カ「潰された船は既に調査済みだ。ただの人間の仕業じゃないな。」
貴「はぁ・・・。で、そちらの生首は?」
カ「潰された船から1番近い港を調べて回っていた。そしてこの港でのやり取りを聞いていた住人が居てな。こいつが街の外れに住んでいると教えられた。しかし、こいつ自体があの船で起こったことを何も話そうとしない。耳を削がれても指を落としてもだ。仕方ないので首を落として持ってきてお前に直接聞くことにした。」
貴『たくっ・・・だから遠くに行けって言ったのに。』
貴「はぁ・・・、たかが1人に暇人ですね。で、次は私の首をご所望ですか。」
カ「いや、どんな手を使ったか知らんが女1人に負ける船などどうでもいい。」
貴「はっ?」
カ「それよりもお前は医者だそうだな?それの方がおれ達にとって価値がーー」
《ジャッ!!》
言い終わらない内にAの手から伸びた鎖がカタクリを貫く。
しかしそれはいとも容易く形状変化したカタクリに避けられた。
カ「なるほど、それがお前の能力か。しかも武装色も習得済みとは中々使えそうだ。」
貴「私が助けた命を勝手に殺してんじゃねぇよ。」
貴『武装色を纏わせた鎖を避けられた・・・?ロギア系か?いや、ロギアなら武装色が効くはず・・・。』
カ「今度はこちらの番だ。」
持っていた生首を投げ捨て構えをとるカタクリ。
腕の形が角張り武装色で黒く染まる。
「角モチ!!!」
《ガッッ!!!!》
貴『食らったらヤバいやつだ!!!』
貴「鎖の防壁(チェインガード)!!!」
こちらも武装色を纏わせた鎖を幾重にも束ねて生やしガードする。
《ガギギンッッ!!!!》
それでも衝撃は物凄く危うく吹っ飛びそうになった。
カ「ほう・・・、軽いヒビしか入らないか。中々やるな。お前懸賞金はいくらだ?」
貴「はぁ?私は医者ですよ?懸賞金なんてかかってません。」
カ「そうか、ならその力見極めさせてもらうぞ。」
貴「は?いきなり来て何言ってんですか?こっちは 許さねぇからな。」
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不登校の自殺志願者 - こうしんぉぉぉぉぉぉ!!ってかめちゃくちゃ面白いじゃないか!!夢主の性格好き!サドスティックな感じがいい!! (2019年5月15日 0時) (レス) id: fed8378344 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:椎名 | 作成日時:2019年4月9日 23時