ウサギの闘争本能 ページ24
「！」
ヒソカの身体が薄紫色のオーラで包まれ、彼の動きが極端に遅くなる。
私の首にトランプが当たる寸前、やっとのことで
これで7秒間は死を先延ばしになったが、同時に
そうこう考えているうちにもタイムリミットが迫っている。のそのそしている暇は無い。早く行動に移さないと！
5
ボロボロの体に鞭打ちうつ伏せの状態から起き上がる。途中ゆっくりだけど、ヒソカの表情が驚きからニタリとした笑みへ変わりかけているのが見えた。
4
3
ヒソカの背後に回り、呼吸を整えるために軽く深呼吸した。
2
比較的怪我の程度が軽い両脚にありったけのオーラを集中させる。
1
「この蹴りは…」
そしてヒソカに蹴りをお見舞いするべく右脚を高く上げた。
…0
「何点だあぁぁぁぁぁあ!!!!」
ヒソカを包んでいたオーラが消える。瞬間、男性特有の急所…つまり彼のチャームポイントを狙い思いっきり蹴り上げた。
「……っ♥」
人生初の急所蹴りだけど、ヒソカのアレの感触が伝わって気持ち悪いっ。
痛いのか気持ちいいのかは定かでは無いが(私は前者だと信じてる)、奴の動きが止まった。その隙を逃さないよう、すかさず反対の脚を地面に向けて一気に振り下ろす。
バコオォォン!!!!という轟音と共に土煙が辺り一帯に充満した。
──今だ‼
走っている途中、出血が酷くなっているのが分かったがそんなことはどうでもいい。早くあの気狂いピエロから逃げないと！
全速力でがむしゃらに駆けて行く。
もっと速く走らなきゃ。もっと、もっと…。
どれくらいの間走り続けていたんだろう。
突然膝から力が抜け、ガクッと崩れ落ちた。
あぁ、オーラ切れか。
そして瞼の裏に可愛い弟達の顔が次々と浮かんだと思ったら、一気に目の前が真っ暗になった。
ウサギの闘争本能
うさキックを侮るなかれ
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 734人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「HUNTER×HUNTER」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
razubeery_3(プロフ) - ガ、ガッシュお前か〜っ!!金色のガッシュベル知ってます！どっかで聞いたことある技名だと思ったら!!モモンって..お前かっ!!ってなりました!!好きです。ありがとうございます！ (2020年5月2日 21時) (
レス) id: c796482f77 (このIDを非表示/違反報告)
神右宮月左京(プロフ) - あーっ！あっ、あーっ！ガッシュ、ガッシュなのか！！！！やっぱガッシュでねぇがぁ！！！← あっ、好きです、応援してます！！！！！！！！ (2019年3月16日 10時) (レス) id: a8f7f08d5d (このIDを非表示/違反報告)
ルイ(プロフ) - よいちさん» ガッシュしってますぅうう！ (2019年3月4日 18時) (レス) id: 62572e27eb (このIDを非表示/違反報告)
よいち(プロフ) - 金色のガッシュベル知ってるんですか？HUNTER × HUNTERも好きでガッシュも知ってる…。私の周りにそんな人が居ないので勝手に嬉しくなりました。笑 (2019年3月3日 20時) (レス) id: 2aa16b2381 (このIDを非表示/違反報告)
ゆき - 生きてますか (2019年1月25日 21時) (レス) id: e2a4b28c76 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：雪兎 | 作成日時：2018年5月16日 23時
