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☆&私の日常 ページ3

『………ん。戻った……みたい。』


視界に映ってきたのは、
十六年間住み続けてきた家の自室。

時計を見る。まずい、もう10時だ…!

あ………いや、いいか別に。日曜だし。
そうでなくても、ウチは
毎日が休日なのだから。


あー、なんだか身体が異常にだるい。
異世界を行き来するのにも、
時差ボケってものがあるんだろうか。



『…………とりあえず、下に降りますかね。』

階段を降り、居間へ向かう。




『………………あ。』
「「「「「「あ。」」」」」」



………おい。まだ飯食ってんのか、
このニート村。



『お、おはよ…………』

「「「「「「………………。」」」」」」
そして速攻無視を決め込むと……


松代「花奈。おはよう。」

母さんや父さんはちゃんと私を、
一人の娘として見てくれる。

『お、おはよう母さん………
あ、あのね…母さん。』

松代「なに?」

『今からちょっと……か、買い物して
きたいんだけど……おこづかい、
くれない…?』

松代「あら、もちろんいいわよ。」


『あっ………あ、ありがとう……』


トロいなぁ私。なんでこんなお礼も
すらすら言えないんだろう…


「「「「「「……………。」」」」」」

『…………。』


兄さん達がすごい目で私を睨んでいる。

どうせ、私がやすやすとおこづかいを
手にしたのが気に食わないんだろう。


口に出さない分、どれだけ私を
毛嫌いしてるのかが分かる。


とっくに知ってんだよ、
アンタらが私を嫌ってるの。



…………私、そんなに要らないのかな。

_________________


松代「…はい。くれぐれも無駄遣い
しないようにね。」

玄関前で母さんからおこづかいを
もらった。


『ありがとう…………。……母さん、』

松代「ん?なぁに?花奈。」

『私、ちゃんと返すから…!
ちゃんとお金稼いで、母さんから
おこづかいでもらったお金、全部
返すからね……!だ、だから………
もうちょっとだけ待ってて!』


松代「あらあら花奈ったら……
………じゃあ、期待して待ってるわね。」

母さんはそう言って微笑んでくれた。

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猫クミ - 好きなゲームと好きなアニメ…ヤベェ(鼻血) (2020年11月22日 6時) (レス) id: 0d82001a7a (このIDを非表示/違反報告)
風蘭doll(プロフ) - 美女薬であろうが何であろうがinstockしちゃうサムさんほんとすこ (2020年10月6日 8時) (レス) id: 4a60a0fd75 (このIDを非表示/違反報告)
沙華猫(プロフ) - スカラビアすごい…!!(小並感) (2020年10月5日 19時) (レス) id: 6717e43314 (このIDを非表示/違反報告)
イヴ(プロフ) - いや男子校で美女薬って皆エペルくん化するやん......イケメン→かわゆい (2020年10月5日 19時) (レス) id: e486ddb9ac (このIDを非表示/違反報告)
マナ(プロフ) - あなたが神か。 (2020年10月4日 22時) (レス) id: 6125e9c7ba (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:イドラのドール | 作成日時:2020年9月18日 21時

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