85話 ページ44
「今一度ここに聞きます。」
『はい。なんでしょうか恵美さん。』
帰宅後、お風呂へとすぐさま入り、リビングにて光ママさんから渡されたジュースを片手に、恵美から突然の質問をされた。
そんな私たちの近くにはもちろんのこと、恵瑠や奏多、光までもがいて、母は優雅に光ママとお話中。
「私は前から思っていました。お姉ちゃんにはいつも周りに男がいるじゃないですか。」
『んー、言い方がちょっと悪いですよ恵美さん。それじゃぁ私が弄んでるみたいじゃないですか。』
「幼稚園の頃から遊びに連れてくるのはいつも男の子ばっかり!!そして何故か美少年!!」
『え、無視？恵美ちゃん酷い…』
私の言い分を無視してくれるのはいいとしましょう。だがしかしですよ。どうしていきなりそんなことを言い出すのだろうか。
まあ恵美の言っていることは間違いではないけれど、なんて思いながら呑気にジュースを口に含んでいれば
「しかもその男の子達みんなお姉ちゃんのことが好きなんだよ!?実際のところお姉ちゃんは誰のことが好きなわけ!?」
ぶはっ
思いがけないその言葉に口に含んでいたジュースを吐き出しそうになるがなんとか抑えてゴクリと飲み込む。
では誰が吐き出したのかといえばそれは私たちの近くにいた光たち３人で、その光景を見た瞬間、何やってんだアンタ達なんて思うのだけれど、やっぱり恵美の口から出てきた言葉のインパクトが強すぎた。
当然優先順位は恵美である。
因みに私が無視した光たちの吹き出してしまったジュースは母たちにの手によって片付けられた。
『恵美ちゃん？好きもなにも、貴方には関係ないでしょうに…』
「関係あるもん!!だって……だってお姉ちゃんの結婚する人は私の未来の義兄ちゃんになるでしょ!!」
なんて言葉にまた私の視線の端で光達が吹き出すのが見えて、今度こそは母たちに叱られていて、可哀想だななんて思いながらも恵美の対応を続ける
『義兄ちゃんって、何年先の話しよ!!そんなの考えなくていいの!!』
「だってだって、私はやっぱり周ちゃんにお姉ちゃんと結婚して欲しいし、でも、せーいち君もいいと思うし、ブン兄もいいと思うの!!」
『………ん？ちょっと待って恵美。あんたそれ、ただ単に面倒みのいいお兄ちゃんが欲しいだけじゃ…』
出てくる名前の多さに、おいおいそれは欲張りなんじゃないかい？と思っていたけれど、なんとなく恵美の意図がわかってきた
こいつきっとただ単に好みの義兄ちゃんという存在が欲しいだけだ
続く (更新停止中)
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死蝶 - 面白いです。更新するの待ってます (2019年1月4日 20時) (
レス) id: ed9ba1b826 (このIDを非表示/違反報告)
モモモ(プロフ) - ﾐｽﾞﾐｽﾞさん» いえいえ、最高なんて言葉はもっと面白い作品にしてあげてください!!それでもそんなお言葉を貰えると嬉しいです!!更新頑張ります!! (2018年8月31日 18時) (レス) id: 071ba740a7 (このIDを非表示/違反報告)
モモモ(プロフ) - 白玉団子さん» 長くつまらない物語なのに面白いだなんてありがとうございます!!そういう言葉を貰えるととても元気を貰えます。これからも頑張ります!! (2018年8月31日 18時) (レス) id: 071ba740a7 (このIDを非表示/違反報告)
ﾐｽﾞﾐｽﾞ(プロフ) - はじめまして！幼少期から読ませていただきました！最っ高です！更新頑張ってください！ (2018年8月31日 18時) (レス) id: 64b9618f2c (このIDを非表示/違反報告)
白玉団子 - 幼児編から全部見ました｡面白かったです 更新頑張って下さい (2018年8月30日 16時) (レス) id: 18d2d81483 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：モモモ | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/makaronny21/?w=1
作成日時：2018年8月6日 16時
