75話 ページ32
朝、少し眩しい太陽の日差しとともに起きてみれば、この現状はなんでしょうか。
昨日の夜。景吾に無理矢理一緒に寝かされたのは知っている。それと、抱きつかれていたのも
だがしかし、何故景吾の片腕はそのまま腰で、片腕は肩近くで巻き付かれ、景吾の片足は私の後ろから足と足の間に絡みついているのだ。
ちょっといくらなんでも引っ付きすぎだと思う
後ろからは未だ寝息のようなものが聞こえているので景吾はまだ寝ているのだろう。
私はとりあえず起き上がろうと、まずは足の間に挟まっている景吾の足をそっと退けようとする。
あ、昨日ドレスのまま寝ちゃったからなぁ、しわくちゃになってそう。
なんて考えながらそっと景吾の足に手を添え、退けようとする。
だが、その時、手を添えたのに景吾の体が反応してしまったのか、足が動く。
貴「ひゃっ…!?」
足がもぞもぞと動いたかと思えば、その足が私の股に当たってしまってつい反射的に反応してしまう。
こいつ、起きてないよね。まぁ、起きてたら起きてたでしばくけど。
そんなアクシデントがあったものの、私は景吾の足を退けることに成功した。
さあ次はと、今度は片側に巻きついている腕を退け、さあ逃げられると、起き上がろうとした時、景吾の腕は動き、私はまた捕まえられギュッと抱きしめられる。
こんの、こいつわぁ!!
幸い、腕ごと抱きつかれてはおらず、私は景吾の顔の方を向いているので、勢いよく左腕を振り上げた私は景吾の頬にそれを叩きつける。
スパーン
そんないい、大きな音がなったお陰で、木に止まっていた雀たちはチュンチュンと鳴きながら木から飛び立ってしまう始末。
そんなことから数分。只今私たちは朝食をとっている。
私の片目には機嫌を損ね、右頬を赤くさせた景吾の姿。
自業自得だボケ。
結局あの後、謎のいい音を聞いた景吾の執事であるミカエルさんが駆けつけ、恐らく元から起きていたであろう景吾も起床。
朝食ができておりますとの事なので食事処へ。
そんなわけで、顔を平手打ちされた景吾は機嫌を損ねながら朝食を食べている。
貴「景吾君。これに懲りたら痴漢行為はやめましょーね。」
跡「誰が痴漢だ。俺は何もしてねぇよ。」
こいつはまだしらを切る気か。往生際が悪いぞと、私の周りに黒いオーラを醸し出す。
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死蝶 - 面白いです。更新するの待ってます (2019年1月4日 20時) (
レス) id: ed9ba1b826 (このIDを非表示/違反報告)
モモモ(プロフ) - ﾐｽﾞﾐｽﾞさん» いえいえ、最高なんて言葉はもっと面白い作品にしてあげてください!!それでもそんなお言葉を貰えると嬉しいです!!更新頑張ります!! (2018年8月31日 18時) (レス) id: 071ba740a7 (このIDを非表示/違反報告)
モモモ(プロフ) - 白玉団子さん» 長くつまらない物語なのに面白いだなんてありがとうございます!!そういう言葉を貰えるととても元気を貰えます。これからも頑張ります!! (2018年8月31日 18時) (レス) id: 071ba740a7 (このIDを非表示/違反報告)
ﾐｽﾞﾐｽﾞ(プロフ) - はじめまして！幼少期から読ませていただきました！最っ高です！更新頑張ってください！ (2018年8月31日 18時) (レス) id: 64b9618f2c (このIDを非表示/違反報告)
白玉団子 - 幼児編から全部見ました｡面白かったです 更新頑張って下さい (2018年8月30日 16時) (レス) id: 18d2d81483 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：モモモ | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/makaronny21/?w=1
作成日時：2018年8月6日 16時
