74話 ページ31
貴「で、なんで私はここに居るの。」
景吾に着いてこいと言われてついて行ってみれば何故か景吾の部屋の中。
普通は客として別の部屋に招待したりするだろうに。
だいたい、今までは幼稚園児だったが、今となってはもう小学生。
男と女は別で寝るもんだ。
…私は気にしない人だけど。
跡「あーん？ここで寝るからに決まってんだろ。」
貴「いや、まあ、そりゃここまで連れてこられたらわかるよ。でも私は普通別の部屋で寝るでしょうが。」
普段ならば気にする事はないのだが、なんせ、私は只今景吾にキスされてしまったことで景吾の事を意識してしまっている。
別にこんなやつ意識しなくてもいいだろうとは思っているのだが、体は正直なようで少し拒否反応を起こしている。
跡「……別の部屋はねぇよ。」
謎の間をあけ、私とは目を合わせず、明らかに嘘をついていることがバレバレの景吾。
貴「…嘘つくんじゃねぇ!!絶対あるでしょ!!ここの家デカいだろ、ないわけがないじゃないか!!さあ、吐け、本当の事を吐くんだ！そうすればお前は楽になれるんだ!!」
跡「お前はサスペンスドラマの見すぎだ!!なんだよ吐けって、そうすればお前は楽になれるって!!俺は取り調べをされてんのか、ええ!?
そんな展開本当はありそうで無いベタな展開なんだよっ!!」
貴「そんなのどーだっていいだろっ!!私は別の部屋に案内してくれさえすればそれでいいんだよ!!いいから案内しろぉっ!!……って、うわぁ!!」
そんな言い合いをして、私は言い切ったと思っているといきなり腕を掴まれたと思えば、すぐにそばにあるベットにドンッと寝かせられる。
貴「いったたたっ…何するんっ…!?」
いきなり寝かせられたので、少し痛い体を起き上がらせながら反論しようとすれば、何故か景吾に後ろから腕ごと腰にギュッと腕を巻き付けられ、また一緒に寝かせられた
貴「ちょっ、景吾…」
跡「黙ってろA」
景吾は私の後から抱きつき、顔を首に埋めているので、景吾が喋れば耳に近くて反応してしまう
そして、沈黙。私には何故か少し早い自分の鼓動だけが聞こえる
跡「…俺と寝んの、嫌か」
また耳元で呟かれる
貴「…別に、嫌じゃないけど…」
跡「じゃあ大人しく寝ろ」
またそう呟かれれば、景吾は巻き付かせている腕の力を強め、顔を私の首に埋める
そうすれば今度は息が首にかかってしまう
貴「景吾、今日はなんか変態すぎる。こんなのばっかだ」
そう静かにいい、ドキドキする胸を抑えながら眠りに着いた
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死蝶 - 面白いです。更新するの待ってます (2019年1月4日 20時) (
レス) id: ed9ba1b826 (このIDを非表示/違反報告)
モモモ(プロフ) - ﾐｽﾞﾐｽﾞさん» いえいえ、最高なんて言葉はもっと面白い作品にしてあげてください!!それでもそんなお言葉を貰えると嬉しいです!!更新頑張ります!! (2018年8月31日 18時) (レス) id: 071ba740a7 (このIDを非表示/違反報告)
モモモ(プロフ) - 白玉団子さん» 長くつまらない物語なのに面白いだなんてありがとうございます!!そういう言葉を貰えるととても元気を貰えます。これからも頑張ります!! (2018年8月31日 18時) (レス) id: 071ba740a7 (このIDを非表示/違反報告)
ﾐｽﾞﾐｽﾞ(プロフ) - はじめまして！幼少期から読ませていただきました！最っ高です！更新頑張ってください！ (2018年8月31日 18時) (レス) id: 64b9618f2c (このIDを非表示/違反報告)
白玉団子 - 幼児編から全部見ました｡面白かったです 更新頑張って下さい (2018年8月30日 16時) (レス) id: 18d2d81483 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：モモモ | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/makaronny21/?w=1
作成日時：2018年8月6日 16時
