71話 ページ28
貴「ありがと、景吾」
そう今までにない満面の笑みでいえば不覚にも油断していたせいでその瞬間唇に生暖かい感触
パッと離れてくれたので景吾の顔を見ればニヤリと笑っている。
しまった。してやられたじゃねーか!!
何でこんな時に油断してんだ私!!
貴「バカっ!!お前はキス魔かボケェ!!
何回私にキスすれば気が済むんだよ!!」
私がそんな暴言を大声で言っているのにも関わらず景吾は未だニヤリとした表情で、先程まで私の唇に触れていたであろう自分の唇をペロリとひと舐めする。
跡「ごちそーさん」
貴「なっ…!!」
謎にその歳ではありえないような色気と仕草に自分の顔を爆発させてしまうかという程に火照らせる。
景吾ォォォォォー!!!!
そう声にならない叫びを心の中で思いっきり叫ぶのだ。
ようやく心も落ち着いて来た私は少し隣にいる景吾を睨みながらもベットに仰向けに倒れる。
そして首元からなったチャラっという音に景吾から貰ったネックレスをつけたままだということに気づく。
多分本物だから壊すの嫌だななんて思いながらネックレスを外そうとしたが、やっぱりつけたままにする。
黄緑色に光るペリドットを手で優しくつまみ、部屋の電気に合わせれば余計に淡く光る。
そんな光景を見ていたのか景吾が呟く。
跡「気に入ったか？」
貴「うん。景吾にしては嬉しいの選んでくれてるよ。景吾にも悪いし一生付けといてあげる。」
いつもの景吾のように上から目線で言ってみるが、内心かなり嬉しいので自分でもニヤついているのがわかる。
跡「言い方は毎回イラつくが可愛いやつだな。
もっと素直になればより可愛くなるだろうによ。」
そんなことを言いながら何故か笑っている景吾に向かって心の中で、余計なお世話だ馬鹿野郎なんて言う。
確か…ペリドットの石言葉は…夫婦の幸福…
予期せぬ愛をもたらす幸せな宝石。
貴「ねえ、景吾」
跡「あ？」
貴「これ、誕生石って意味でくれたんだよね？」
跡「フッ、…さあな。」
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死蝶 - 面白いです。更新するの待ってます (2019年1月4日 20時) (
レス) id: ed9ba1b826 (このIDを非表示/違反報告)
モモモ(プロフ) - ﾐｽﾞﾐｽﾞさん» いえいえ、最高なんて言葉はもっと面白い作品にしてあげてください!!それでもそんなお言葉を貰えると嬉しいです!!更新頑張ります!! (2018年8月31日 18時) (レス) id: 071ba740a7 (このIDを非表示/違反報告)
モモモ(プロフ) - 白玉団子さん» 長くつまらない物語なのに面白いだなんてありがとうございます!!そういう言葉を貰えるととても元気を貰えます。これからも頑張ります!! (2018年8月31日 18時) (レス) id: 071ba740a7 (このIDを非表示/違反報告)
ﾐｽﾞﾐｽﾞ(プロフ) - はじめまして！幼少期から読ませていただきました！最っ高です！更新頑張ってください！ (2018年8月31日 18時) (レス) id: 64b9618f2c (このIDを非表示/違反報告)
白玉団子 - 幼児編から全部見ました｡面白かったです 更新頑張って下さい (2018年8月30日 16時) (レス) id: 18d2d81483 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：モモモ | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/makaronny21/?w=1
作成日時：2018年8月6日 16時
