68話 ページ25
貴「…あ、…あれ、ここ、どこだよ。」
何故かすごく体がだるく、何故か眠っていた私は重たい瞼をかすかに開きパチパチとする。
私の目線の先には懐かしいような無駄に豪華な天井。
だるい上半身を起こしてみれば、腰にかかっている白いタオル掛けのような物が目に入る。
跡「A、起きたのか。」
そんな今となっては聞きなれた景吾の声が聞こえたので、その方を振り向いてみればソファに足を組み、さまになった姿で座っていた景吾。
そんな状況の読めない光景に何故か頭が追いつかず自分でも分かるほどに驚いた顔、又は間抜けな顔をしていることであろう。
えっと、…ここは恐らくって言うか前に見たことあるから確実に景吾の部屋で、それで、何故かベットで寝てて、体だるくて少し頭痛もしてて、…景吾はソファに座ってる。
何この状況。
貴「えっと…全然、全く、状況がわからないんだけどさ、…何か、あった？」
少しだけ聞くことが怖いものの、恐る恐る質問をしてみる。
この状況からして、唯一わかることと言えば、多分私が何かしでかしたという事。
何の記憶もなく寝ていたのだからこれは、あの時の状況にあまりにも似ている。
そう…あの、一生残ってしまう酷すぎる醜態をおかしてしまった、風邪ひいてついブン太にキスしちゃった事件の時だ。
実際、その時は本当に記憶がなかったから恵美から教えて貰ったことなんだけど、あれは本当に未来永劫残ってしまう醜態である。
跡「お前、まさか覚えてねぇのか!?」
柄にもなく珍しく声を張り上げて驚きを隠せない顔である景吾。
貴「しょ、しょーがないじゃん!!
覚えてないものは覚えてないんだから!!
ねえ、なんなの!?私何したの!?教えろ景吾!お願いだから教えてくれぇぇぇぇ!!
これ以上私を不安にさせないでくれよぉ」
そんな謎に驚いている景吾のせいで余計に私がしでかしてしまったことが恐ろしいことなのかもしれないと感じてしまう。
跡「いちいちうるせぇーよ!!今説明してやるからちょっと黙ってろっ!!」
その怒鳴り声にさっきまで罵声を与えていた私はシュンとなりながら正座し、話してくれるまで待つ。
景吾はと言うとベットの上でそんな正座をしている私の前に胡座をかいて私と同様ベットに座っている。
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死蝶 - 面白いです。更新するの待ってます (2019年1月4日 20時) (
レス) id: ed9ba1b826 (このIDを非表示/違反報告)
モモモ(プロフ) - ﾐｽﾞﾐｽﾞさん» いえいえ、最高なんて言葉はもっと面白い作品にしてあげてください!!それでもそんなお言葉を貰えると嬉しいです!!更新頑張ります!! (2018年8月31日 18時) (レス) id: 071ba740a7 (このIDを非表示/違反報告)
モモモ(プロフ) - 白玉団子さん» 長くつまらない物語なのに面白いだなんてありがとうございます!!そういう言葉を貰えるととても元気を貰えます。これからも頑張ります!! (2018年8月31日 18時) (レス) id: 071ba740a7 (このIDを非表示/違反報告)
ﾐｽﾞﾐｽﾞ(プロフ) - はじめまして！幼少期から読ませていただきました！最っ高です！更新頑張ってください！ (2018年8月31日 18時) (レス) id: 64b9618f2c (このIDを非表示/違反報告)
白玉団子 - 幼児編から全部見ました｡面白かったです 更新頑張って下さい (2018年8月30日 16時) (レス) id: 18d2d81483 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：モモモ | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/makaronny21/?w=1
作成日時：2018年8月6日 16時
