60話 ページ17
貴「ほんっとにごめんねリョーマ。1番愛しいリョーマを忘れるなんて何たる失態。
如月A、一生の不覚だ。」
なんて落ち込みながらも謝っているが、別にリョーマは怒っていない様子。
リョ「俺は元々お昼に帰るなんて聞かされてなかったし、別にいいけどね。」
貴「ホントに？怒っていない？」
と、私はリョーマの顔を覗き込む。
するとみるみる顔が赤くなっていくリョーマ。
リョ「ちょ、顔、近い。それと、別に怒ってないから」
そう言いながら私の顔を押し戻し、顔を赤らめながらそむける。
本当にいい子だなぁリョーマは。
そう思いながらリョーマの頭を優しくポンポンとする。
リョ「な、何。」
貴「んー？別に？可愛いなぁって思って」
するとリョーマはその言葉が気に入らなかったのか
リョ「いつまでも可愛いって言われても嬉しくないから」
と、ムスッとした表情になる
な、なんてことなの。
リョーマの事を可愛いってずっと思ってきたから可愛いって言っていたのにリョーマはそれが嬉しくないだと!?
貴「ごめんねリョーマ。可愛いだけじゃなくてちゃんとかっこいいよリョーマは」
そう言うとリョーマはまた顔を赤らめ、そむける。
やっぱりそんなのリョーマが可愛く見えてしまった私はリョーマの手を繋ぐ。
そんな急なことに驚いたのかリョーマは一瞬私の顔を驚いた表情で見て、すぐに正面に向き直った。
そして私たちは手を繋いで家へと帰ったのだった。
貴「たーだいまー」
と、玄関の扉を開く。そして靴を脱いでいると
リョ「なんか、いつもより騒がしいし、この靴、見慣れない」
貴「あ、リョーマに言うの忘れてたんだけどさ、お客さんが来てるんだよね。」
そう言い終わると同時にバタバタと足音が聞こえ、リビングの扉がバンっと勢いよく開く。
おお、噂をすればってこの事だね。
扉を勢いよく開けてきたのは景吾だった。
跡「A、どこに行ってたんだ!!」
何故かかなり慌てている様子。
貴「え、この子をまた幼稚園に迎えに行ってただけだけど…」
すると景吾はリョーマの事をチラッと見た。
そしてまたバタバタと足音が聞こえる。
扉を勢いよく開けて出てきたのは恵美。
前にいる景吾は何故か恵美の登場でいっそう焦る。
なぜに恵美まで来た。
恵美「景吾兄遅いー!!早く帰ってきてよ!!」
なんて言いながら景吾の腕を掴みリビングへと持っていく。
あー、なるほどね。恵美に懐かれすぎたわけだ
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 117人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
死蝶 - 面白いです。更新するの待ってます (2019年1月4日 20時) (
レス) id: ed9ba1b826 (このIDを非表示/違反報告)
モモモ(プロフ) - ﾐｽﾞﾐｽﾞさん» いえいえ、最高なんて言葉はもっと面白い作品にしてあげてください!!それでもそんなお言葉を貰えると嬉しいです!!更新頑張ります!! (2018年8月31日 18時) (レス) id: 071ba740a7 (このIDを非表示/違反報告)
モモモ(プロフ) - 白玉団子さん» 長くつまらない物語なのに面白いだなんてありがとうございます!!そういう言葉を貰えるととても元気を貰えます。これからも頑張ります!! (2018年8月31日 18時) (レス) id: 071ba740a7 (このIDを非表示/違反報告)
ﾐｽﾞﾐｽﾞ(プロフ) - はじめまして！幼少期から読ませていただきました！最っ高です！更新頑張ってください！ (2018年8月31日 18時) (レス) id: 64b9618f2c (このIDを非表示/違反報告)
白玉団子 - 幼児編から全部見ました｡面白かったです 更新頑張って下さい (2018年8月30日 16時) (レス) id: 18d2d81483 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：モモモ | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/makaronny21/?w=1
作成日時：2018年8月6日 16時
