59話 ページ16
貴「ごめんごめん。悪気はほんのちょっとしかなかったからさ、それに助けてあげたんだから許してくれたっていいじゃないか。」
跡「ほんのちょっとってなんだよ。」
いやーだなぁ景吾君。怒りに満ち溢れているせいで綺麗な顔が台無しよ。
貴「もういいじゃん？許してよ、ね？あの時はああするしか抜け出す方法がなかったんだよ。」
そう言うと景吾は舌打ちするも、許してくれた。
跡「それで？そこにいる奴らが弟たちか。」
幼稚園を抜けてから数分。ダラダラと歩いていましたが、ようやくこの話題。
貴「そうそう、双子の恵瑠と恵美に、末っ子の奏多。みんな可愛いでしょ。」
と、1人ずつ指をさしながら名前を言う。
恵美「よろしくお願いしまーす」
恵美はハイテンションで答えるが、恵瑠と奏多は何故か不貞腐れていて何も答えない。
貴「で、こいつが元婚約者の跡部景吾。名前だけは聞いたことあるよね。」
わざわざ私は嫌味のように"元"だけ必要以上に強調して言った。
跡「今は元婚約者でもいつかは夫婦になる仲だ」
それに対抗するかのように景吾が言う。
こいつは弟たちの前で何を言ってやがる。
貴「馬鹿言うな、私はまだ認めてないからそんなことにはならないっつーの。」
その私の反論から言い争いは長々と続いていく。すると何故か別の事でも言い争うようになっていき、自分でもこれって夫婦がする喧嘩に似てね？なんて思ってきたので負けてやった。
貴「まあ、景吾、無事家にもついたことだし口喧嘩はここまでにしようじゃないか。」
跡「あ？そうだな。」
そして私たちは玄関の扉を開き、中に入る。するといつの間にか帰ってきていたお父さん。
貴「あれ、お父さん。」
優「ああ、A、帰ってきたんだね。景吾君もいらっしゃい。」
跡「ご無沙汰してます。」
あら出た猫被り。態度が全く違う。
そんな挨拶を景吾がしているとお母さんが出てくる。
静「あら？帰ってきてたの？……Aちゃん。リョーマ君は？」
え、リョーマ。……や、ヤバい。景吾に気を取られすぎて忘れてた。
あぁ、可哀想なリョーマ。
貴「忘れてた。もう1回言ってくる。」
そう言って私はまたすぐいえから飛び出し、走って幼稚園へと向かう。
やっば、本当にごめんねリョーマ。すぐに迎えに行くよ。
あっという間についた幼稚園。
すぐに施設内へと足を運び、今度は先生にリョーマを連れてきてもらった。
そしてリョーマと共に幼稚園から出る。
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死蝶 - 面白いです。更新するの待ってます (2019年1月4日 20時) (
レス) id: ed9ba1b826 (このIDを非表示/違反報告)
モモモ(プロフ) - ﾐｽﾞﾐｽﾞさん» いえいえ、最高なんて言葉はもっと面白い作品にしてあげてください!!それでもそんなお言葉を貰えると嬉しいです!!更新頑張ります!! (2018年8月31日 18時) (レス) id: 071ba740a7 (このIDを非表示/違反報告)
モモモ(プロフ) - 白玉団子さん» 長くつまらない物語なのに面白いだなんてありがとうございます!!そういう言葉を貰えるととても元気を貰えます。これからも頑張ります!! (2018年8月31日 18時) (レス) id: 071ba740a7 (このIDを非表示/違反報告)
ﾐｽﾞﾐｽﾞ(プロフ) - はじめまして！幼少期から読ませていただきました！最っ高です！更新頑張ってください！ (2018年8月31日 18時) (レス) id: 64b9618f2c (このIDを非表示/違反報告)
白玉団子 - 幼児編から全部見ました｡面白かったです 更新頑張って下さい (2018年8月30日 16時) (レス) id: 18d2d81483 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：モモモ | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/makaronny21/?w=1
作成日時：2018年8月6日 16時
