ひゃくさんじゅうごわ ページ49
そして私はベットに腰掛ける。
すると蔵も隣に座る。
貴「あ、そう言えばお昼の精市の事なんやけどさ、別になんの関係でもないからね？
精市が勝手にしたことだから。」
と、さっき思い出したことを蔵に伝える。
すると蔵は私の腰に抱きつく。
なんでこのタイミングで抱きついてんねん。
白「俺、妬いてたんやで。Aが額にキスされた時」
ああ、そういやそんなこともあった気がする。
貴「まあ、でも、私は精市と同じくらい蔵のこと好きだし、妬く必要なんてないと思うけどな」
と、私の腰に抱きついている蔵の頭をわしゃわしゃと撫でる。
すると蔵は私から離れ、少し不満そうな顔をする。
白「それってまだ俺の事友達レベルとしか見られてないってことやろ。なんかショックやわ」
貴「あー、うん。そういうことなのかもしれない」
天井を見上げながら答える。
そう言うと余計に不満そうな顔をする。
貴「でも蔵は蔵で魅力的なものあるし私は蔵の優しかったり面白かったり意外に世話好きやったりするとことか大好きだけどな」
と、蔵に向かって満面の笑みで言う。
すると蔵は目を見開き顔を真っ赤にさせる。
あ、茹でたこだ。
そんなことを思いながら私は後に倒れベットに仰向けになる。
そしてしばらく目を瞑っていると目の前に影ができる。
なんだと思い目を開けるとそこにはまだ少しだけ頬を火照らせた蔵が私をまたいでいた。
蔵は私の少し長くなった髪を手に取り愛しそうな目で私を見る。
白「好きやA。何度でも言える。好きやで。」
と言いながら私の栗色の髪にそっと口付けをする。
そんな行動に私は少し恥ずかしさを覚え頬を赤らめる。
すると蔵は次に驚くことを言った。
白「なあA。キス、してええか？」
そう、確かに言った。断じて聞き間違いではない。確かにそう聞こえた。
それに突然の事で私はたじろぐ。
貴「あ、えーっと、それは」
と、意味のわからないことを蔵から目を逸らして言う
逸らしてないと蔵の愛しそうな目に吸い込まれ許してしまいそうだった
白「もう我慢出来んわ、すまんなA」
それを私の耳が聞き取ったと同時に私は気づけば蔵の唇によって私の唇は塞がれていた。
私の片手は蔵の手によって抑えられ私の頭は蔵のもう片方の手で抑えられている
突然の出来事に目を見開かせ、確かに伝わる唇の感触にどんどん顔が火照り、いつしかそのキスを受け入れるかのように目をそっと閉じた。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 35人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
モモモ(プロフ) - honeyさん» ありがとうございます!!更新頑張ります! (2018年6月18日 17時) (
レス) id: 071ba740a7 (このIDを非表示/違反報告)
honey(プロフ) - とても面白いです！更新楽しみにしています！頑張ってください！ (2018年6月18日 17時) (レス) id: 0b85a8536a (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：モモモ | 作成日時：2018年6月18日 11時
