ひゃくにじゅうななわ ページ41
まあ、サプライズなら仕方ないし嬉しいから許すけどさぁ。
でもいきなり来たらびっくりするから。
するとお母さんはとりあえずと、蔵たちを中に入れる。
貴「にしてもホントに久しぶりやな、
まさか約束守って本当に来てくれるとは思ってなかったわ」
と、今から約1年前の思い出話をする。
白「当たり前やろ、Aとの約束なんやからな」
蔵はまたニカッと笑う。
なんか1年あってなかっただけやのに顔も随分とまた美形になったし身長だって少しの差だったのに蔵の方がもっと高くなってる。
白「どないしたんや？」
私がぼーっと考え事をしていたからか蔵が聞いてくる。
貴「いや、なんかかっこようなったなって思って」
そこし口角を上げて言う。
蔵の反応はというと
白「惚れなおした？」
少しキラキラして目で私に問い詰める。
貴「いや、そもそも惚れてないから惚れなおしたとかじゃないと思うけど」
私は普通に蔵の期待を容赦なく裏切る。
白「そこはそのままノッてくれな」
と、少ししょぼくれた顔をする。
貴「まあまあ、朝食作ってきてあげるから元気出しや」
そう言うと蔵はホンマか!?とキラキラした目が復活する。
私はそれに返事をすると台所に向かう。
後から誰かついてきているようなので振り向くと蔵のお母さんだった。
どうしたのか聞いてみると朝食作りを手伝ってくれるらしい。
心強いものだ。
そして私とおばさんはもともと考えていたサンドイッチを作る。
ほとんど昨日の夜のおかずなどがあってそれを活用して作ると自然と作れて言った。
鶏肉の入ったサンドイッチや、ハムとレタスなどで作ったもの、卵やシーチキンなど。
いろいろなバリエーション。
おばさんが手伝ってくれたおかげでかなりスムーズに出来た。
そして出来上がったものを持ってみんなの待つリビングに向かう。
貴「出来たよー」
と、机の上に乗せていく。
白「これAが作ったんか!?
すごいな、美味そうやわ」
貴「でしょでしょ、でもほとんどおばさんが手伝って作ったものだけどね。」
白「それでもAが作ってくれたんやったら嬉しいわ」
と、本当に嬉しそうに言う蔵。
私達は頂きますと言い、どんどん食べていく。
静「そう言えばいつまで居れるの？」
おばさんに聞くお母さん。
その手にはサンドイッチが握られムシャムシャと食べている。
白石母「明日の昼の新幹線乗って帰る予定」
明日の昼か。結構早いな。
まあ、仕方ないか。仕事とかもあると思うし。
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モモモ(プロフ) - honeyさん» ありがとうございます!!更新頑張ります! (2018年6月18日 17時) (
レス) id: 071ba740a7 (このIDを非表示/違反報告)
honey(プロフ) - とても面白いです！更新楽しみにしています！頑張ってください！ (2018年6月18日 17時) (レス) id: 0b85a8536a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：モモモ | 作成日時：2018年6月18日 11時
