ひゃくじゅうにわ ページ26
食べ終わると私はすぐにまた隅の方に座ってぼーっとする。
なんかさー、することないんだよねー。
最近私の精神年齢がとんでもなく大人な気がしてならない。
だって、普通5歳児が考えないこと常に考えてんだよ？そんな子供現実にいたら怖いっての。
あれ、もしかして話し合わないのって私の精神年齢の問題だったりするか？
まあ、いーや。あれやこれや考えても疲れるだけだし。
…ほら、なんか糖分が欲しくなってきた。いつもの事だけど。
そんなことを思っていると精市が私のもとにやってくる。
因みに今私はロッカーに言ってバッグの中を漁っている。
幸「A、何してるの？」
貴「あー、ちょっと糖分を」
と、バッグの中を漁りながら言う。
あ、あった。と、出したのは飴。これは私の必需品だからね。常に常備だよ。フフフーン。
そんな御機嫌に鼻歌なんか歌いながら出した飴のフィルムをはがす。
幸「はぁ、何してるのかと思ったら、そんなの持ってきたらダメでしょ、A。」
貴「いいのいいの、これがないと私生きてけないんだから」
そんなことを言いながら飴をパクッと口に入れる。
おっいしぃー。思わず頬が緩み笑顔になる。
これ何味だっけ、あ、林檎だ。林檎って美味しいよねー。
それから何度も何度も精市と話しながらパクパクと食べているといつの間にか最後の1本。
あ、最後。これで無くなっちゃった。
そう思いながらこれはもう10本目くらいだと言うのにもかかわらず普通にフィルムを剥がし、口に持っていこうとする。
するとその手は精市によって止められ飴はヒョイっと取られる。
ドクターストップならぬ幸村ストップだね。
幸「A、いい加減食べ過ぎ。太るよ？」
貴「そんなこと堂々と女の子に言うもんじゃありませんっ!!それに太らない!!」
私は返して返してと、精市から飴をとろうとするが僅かな身長の差で阻まれる。
幸「じゃあ虫歯になるよ？」
と、精市も手に持った飴を私に取られまいと背の届かない所へとやる。
貴「なったことないもんっ!!」
私はジャンプしてまでも取りに行こうとする。
幸「でもダメ。食べ過ぎ。」
そう言われたとき、私はジャンプした足を着地時に踏み外して精市の方へ倒れ込み精市も巻き込まれ倒れそうになる。
危ないと思い私は反射的に精市の腕を掴み、倒れた時には私は精市の下にいた。
幸い倒れた先にはマットが敷かれていたのでそれほど背中に痛みもない。
いやぁ、私って女なのにやってることイケメン
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モモモ(プロフ) - honeyさん» ありがとうございます!!更新頑張ります! (2018年6月18日 17時) (
レス) id: 071ba740a7 (このIDを非表示/違反報告)
honey(プロフ) - とても面白いです！更新楽しみにしています！頑張ってください！ (2018年6月18日 17時) (レス) id: 0b85a8536a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：モモモ | 作成日時：2018年6月18日 11時
