15.繋いだ手と綺麗な横顔 ページ16
貴「おっはよー!周ちゃん!」
と、今度は前から抱きつく。
いや、抱きつくと言うより、これはタックルだな。
不「痛い痛い、何?急に」
貴「なっんでもなーい。ただ抱きつきたかっただけー」
と、バカやっていると、出発のじかんになった。
今日行くのは、近くの広い公園。
そして出発時に先生が2人組で手を繋いで行ってね。
と言ったので私は迷わず周ちゃんの元に
貴「周ちゃん一緒に行こー」
不「うん、いいよ」
そして手を繋いで歩いていく。
横から見て思うけど、本当に周ちゃんって綺麗
そしてじーっと見ていたのを気づいたのか周ちゃんはこっちを向いた。
不「どうしたの?ずっとこっち見て」
貴「いや、周ちゃんっていつ見ても綺麗だなぁって思ってさ。」
不「それ、前も言ってたけど、Aの方がすっごく可愛いと思うけどな」
…………
…………
……へ?……
貴「もぉ〜、何言ってんのさ周ちゃん。
私が可愛いわけないじゃないか。」
と、一瞬沈黙が
不「………そうだよね。わかってないよね。僕の苦労をさ。」
と、周ちゃんは少ししょぼくれる。
なにさなにさ、なんで急にくらい空気になってんのさ。
貴「ごめんごめん、なんの苦労かよく分からないけど…
あ、ほらついたよ!」
目の前にはもう公園が
そして先生の話を聞いてそれからは自由行動。
もちろん手はもう繋いでない。
貴「ほら周ちゃん。あそこに花畑が、行こうぜ!」
まだ少ししょぼくれている周ちゃんに気を使って花畑に。
貴「すっごい綺麗だよ。ほらほら」
何の花かはよくわからないが、白や赤、青、黄色と、すごく綺麗な花が咲いていた。
不「本当だ。綺麗だね。」
と、少し嬉しそうな顔をする。
良かった。ちょっとは機嫌よくなってくれたみたい。
それからは話したり。公園の遊具で遊んだりとして、お昼ご飯。
もちろんお昼ご飯も周ちゃんと一緒。
なんか私ってずっと周ちゃんと一緒だけどさ、
別に他に友達がいないわけじゃないんだよ?
むしろ友達いっぱいだからね。
ただ、周ちゃんといるのが1番楽しくって気が楽なんだよ。
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作者名:モモモ | 作成日時:2018年5月17日 22時