しつけ ページ16
楠木「ジョン！おいで！ジョン！！」
ジョン「・・・。」
秀作「あ、楠木君！」
楠木「こんにちは＾＾」
たまたまここを通りかかったように接する。
秀作「楠木くんは犬飼った経験あるの？」
楠木「いいえ、ございませんが。」
秀作「じゃあしつけるのなんて無理でしょう。」
楠木「世の中にはビギナーズラックという言葉もございます。」
秀作「こういうときには絶対使わないけどね。」
楠木「可能な限り、ご主人様のご要望にお応えするのが執事の務めだと思っています。」
秀作「でも、できないことはできないってちゃんと言わなきゃだめだよ。僕が代わりにやるから戻っていいよ？」
家の方を指さしてみるが、、
楠木「一緒にやらせていただくわけにはいかないでしょうか。。お願いします。決して、秀作さんの邪魔はいたしませんので(ｳﾙｳﾙ)」
秀作「..邪魔しないっていうなら別にいいけど..」
楠木の目のウルウルに僕も負けてしまった。。
ここからジョンとの戦いが始まる。
―――
秀作「ジョンジョンジョン、お願い待って待ってよー。」
『ただいまー。』
楠木「おかりなさいませ、Aさん！」
秀作「おかえり。おっと、ちょ、ジョン！」
『これ、お土産。疲れたから…ってうわぁっ！！』
ジョン「ワンワンッ！！」
黒いレトリーバーが急に私の方に走ってきた。
『楠木っ！』
楠木の後ろに隠れる。
楠木「それっ！」
テニスボールを投げて、ジョンは走って行ったが、その先には秀作兄さんが。
秀作「おいしょ。ジョン！おぉ、あ！イテテテ。待って、投げるから、ね？」
『これ何してるの？』
後ろに隠れたまま、その陰から秀作兄さんと黒い犬を見つめる。
楠木「しつけです。とにかく56時間以内にしつけを命じられまして。」
秀作「分かった、分かったから、ちょっ。。ちょっと待ってよ。なんで突っ立ってんだよ、助けろよぉ！」
楠木「申し訳ございません、しつけの真っ最中だとばかりに、」
秀作「僕の事ばかにしてるでしょ！あ、イテテ」
楠木「そんなっ、滅相もございませんっ！Aさんはお家に戻られてください^^」
『うん。じゃあこれ冷蔵庫に入れとくね。』
楠木「お願いします。はい、ジョン！ジョン！！」
走って、家の中に入って、窓から眺める。
秀作「ふせ！ふせはこう！こうやって、ふせー」
秀作兄さんも草まみれになりながら必死にふせを教えている。
『ふふふ。』
犬は苦手だけど、見てる分にはとても面白い。
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Yuari(プロフ) - 美紀さん» ありがとうございます(*‘ω‘ *)頑張って更新いたしますので、引き続き見ていただけたら嬉しいです^^ (2018年2月7日 17時) (
レス) id: 2f25a47ef7 (このIDを非表示/違反報告)
美紀 - 作者さんこの小説最高です移行おめでとうです(/・ω・)/ (2018年2月4日 9時) (レス) id: 39e38305d9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Yuari | 作成日時：2018年2月1日 17時
