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博文「秀作！A！」
秀作「え？」
博文「ジョンの兄弟探し手伝ってくれるな？」
秀作「え、あ、いや。ちょっと待って。ジョンの兄弟が見つかったとしても、飼い主には絶対バレると思うんだけど。」
知晶「双子なめてんじゃねぇぞ。」
秀作「はい？」
知晶「一卵性の双子と付き合ったことあんのか？なぁ、あんのかって聞いてんだよ。」
秀作「いや、ないけど。」
知晶「普段は間違われないように髪型とか服装とか変えて差別化図ってんだよ！奴らが本気で寄せに行ったら実の両親欺くことだって可能なのよ。」
僕は一体何を怒られているんだろう。
博文「それに院長は極度の老眼だ。バレない可能性にかけてみる価値は十分にある！」
自分の将来がかかっているのに老眼の一点にかけられるその勇気はどこから生まれてくるのだろうか。
知晶「本物のジョンが見つかったらまたすり替えればいい話よ。とにかく、７１時間後には院長の庭にジョンがいなかったら兄さんはクビになってしまう。」
秀作「でもそれって犯罪だよね。」
知晶「そうよ。違法詐欺罪。だからなに？」
秀作「何って..」
知晶「もういいわよっ！あんたを説得している時間がもったいない！私たちだけで探しましょう。」
博文「そうだな。秀作はこの前の父さんのことで頑張ってくれたもんな。」
秀作「え？え、ちょっと待って」
『私も、その作戦参加できない。』
博文「なんでだよ。」
『そもそも犬苦手だもん。ごめんなさい。明日バイト早いから、おやすみ。』
博文「ちょっと、A。おい！」
知晶「まぁ２人でもなんとかなるでしょ。ちょっと知り合いに探ってみるわ。」
博文「忙しいのにわるいな。。」
ガチャン
リビングに行くと、姉さんと兄さんは夜遅いというのに例の件で話し合っていた。
僕は、ジョンとその兄弟に嫉妬していた。
僕は小さい頃家出をした。姉さんは僕が家出をすることを知っていたのに、呼び留めてはくれなかった。本当は家出なんてしたくなかった。ただ、行くなって呼び留めてほしかっただけなのに。
少しだけ甘えてみたかっただけなのに。
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Yuari(プロフ) - 美紀さん» ありがとうございます(*‘ω‘ *)頑張って更新いたしますので、引き続き見ていただけたら嬉しいです^^ (2018年2月7日 17時) (
レス) id: 2f25a47ef7 (このIDを非表示/違反報告)
美紀 - 作者さんこの小説最高です移行おめでとうです(/・ω・)/ (2018年2月4日 9時) (レス) id: 39e38305d9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Yuari | 作成日時：2018年2月1日 17時
