終わった ページ27
秀作「A！！なんで？！」
『ふふふ。演奏終わって、病院出たら知ってる車見つけたから。笑』
秀作「だからって、、びっくりしたって。ほら、ちゃんと座って、シートベルトつけて。」
『はいはい。笑』
しばらく沈黙が漂った。でもその沈黙を破ったのは島畑富士子の携帯。
さっきから、何度もバイブしている。
でもそんなこと僕もAもお構いなしだ。
『ねぇ。これどこ向かってるの？』
秀作「海だよ。母さんと行った海。」
『海？』
秀作「うん。あぁ、Aはまだ生まれてなかったなぁ。」
『そっか。何しに？』
秀作「なんとなく、、、恋しくなったから。」
『ふぅん….。あ、いいこと思いついた。』
秀作「ん？」
――
ザブーン
冬だからか、母さん達と来た時よりもずいぶん静かだ。
波の音がより響き渡る。
砂浜に腰を下ろし、ﾌﾞｰと音をたてながらまた震え出した携帯を横に置く。
秀作「・・・。」
『それ貸してもらってもいい？』
秀作「え？」
その携帯をAに渡すと、Aは海に向かってその手を振り上げた。
秀作「え？！ちょっちょっ！！」
『なによ！』
秀作「何する気？！」
『決まってんじゃん。逆にこれどうする気？！』
秀作「それは…。」
『はい。秀作兄さんがやって。最後まで兄さんが終わらせてよ。』
携帯を渡し、車の方へと歩いていくA。
秀作「っっ！！んっ！」
自分の持っている限りの力で腕を振り上げ、投げた。
ﾎﾟﾁｬﾝ
とびうおが一匹海面をはねた。頬を撫でる冷たい潮風が僕に本格的な冬の到来を告げた。
次男「ばかやろーーーー！！！」
『・・・。』(振り返る)
Aは帰りの車で寝てしまった。
そんなAを車に残して、僕は神社で絵馬に書いた。
【画像のバックアップが取られていませんように 何事もなく無事にことが住みますように。】
僕は祈った。島畑富士子が心を入れ替えて、前に進んでくれることを、そして家族の平和と地球の平和を。
ラッキーアイテム
ペロペロキャンディ
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第一部隊 - 占ツク初めてだとは、思えないぐらいおもしろかったです！更新頑張って下さい！ (2018年2月18日 0時) (
レス) id: 9e9a32228e (このIDを非表示/違反報告)
Yuari(プロフ) - .96ガロンさん» ドラマとは違って、15年前に亡くなった設定にしてます。 (2018年1月28日 18時) (レス) id: 9445fac1dd (このIDを非表示/違反報告)
.96ガロン - 16歳だったら、お母さんが亡くなった後に生まれることになりますよ (2018年1月28日 11時) (レス) id: 5be32368dc (このIDを非表示/違反報告)
Yuari(プロフ) - 美紀さん» コメントありがとうございます＾＾最高なんて言っていただけて本当に嬉しいです！最近忙しくて更新遅くなるかもしれないんですけど、頑張りますね(^−^) (2018年1月27日 18時) (レス) id: 2f25a47ef7 (このIDを非表示/違反報告)
美紀 - JUMPでは７のみんなが大好きですこの小説最高です更新大変だと思いますが頑張ってください応援してますWESTはピンクと緑と青色ジャス民です (2018年1月26日 12時) (レス) id: 39e38305d9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Yuari | 作成日時：2018年1月17日 14時
