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私たちがいるのは1階のエントランス。
周りは社員が行き交っているんだけど、私たちだけぽつんと取り残されるように立ち尽くしている。
「聞かない方が良かったですか?」
JK「…」
「…無理に答えなくて大丈夫です!それより社長室に、」
JK「っ!」
ジョングクさんに背を向けようとした時、また手首を掴まれた。
けど、つい数分前何故か怒っていた時のような力の籠った掴み方じゃなくて、今度は優しかった。
JK「……Aさんくらいの女性ならジミン社長に狙われて当然です、」
「え?」
JK「どうして分からないんですか?自分の見た目はちゃんと確認してください。それと、周りに危機感を持つべきです。先週のソクジン社長の時だって…」
そうだよね。
私、もっと周りに気をつけないと駄目だよね。ちょっと甘えてたかもしれない。
周りが助けてくれるからって、頼りにしすぎてた。
「先日のことは、お見苦しいものをお見せして申し訳ないと思ってます。今日のことも踏まえてこれからは気をつけます」
JK「分かってくれたならもう良いです。社長の所に戻りましょう」
それからと言うもの、気まずくなることも無く、寧ろ何事も無かったかのように接してくれた。
1つ変わった事があるのならば、以前より私を気に掛けてくれるようになったことかな。
私にとっては助かることだし、優しいジョングクさんになら甘えてもいいと思っていた。
この時の彼の本心を知るまでは。
「ん!?何?」
社長に用事があって社長室の前に来てるんだけど、中から騒がしい二人の声が聞こえるんだよね。
喧嘩?ではないな。
ただの言い合い?
聞いてるだけじゃ落ち着かなくて、思い切りドアを開けた。
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もね(プロフ) - まこさん» お待たせしてすみません(汗) 楽しみにしててください!! (2020年11月7日 19時) (レス) id: 65a2b58aaa (このIDを非表示/違反報告)
まこ(プロフ) - おかえりなさい!待ってました!アップされるの楽しみに待ってますね! (2020年11月7日 11時) (レス) id: 158dfdb6fc (このIDを非表示/違反報告)
もね(プロフ) - まみむめもちもちさん» うわわわありがとうございます(涙)全ジンペンさんのために頑張ります\(^^)/最後まで楽しみにしててください〜!! (2020年8月9日 20時) (レス) id: 65a2b58aaa (このIDを非表示/違反報告)
まみむめもちもち - 面白すぎて一章から一気読みしてしまいました!ジンペンなのですごく嬉しいです!3章まで行ってもついていきます!無理せず投稿してくださいね(o^^o) (2020年8月9日 8時) (レス) id: dd0c08d8b2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:もね | 作成日時:2020年8月1日 0時