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最近ふと思う。

ここに来た時じゃ考えられないくらい、今はこの会社が大好きで、契約が切れる日を寂しく思う自分がいると。

毎日カレンダーにバツ印を付けながら、あぁ、もうこんなに経ったんだ、と考える。

社長との出会いが偶然すぎる偶然ならば、もうほとんど必然に近く、社長の言う"運命の出会い"で間違いない。

それを口にするはちょっぴり恥ずかしいけど。







JN「ハンカチ返そうか?」


「社長が持っててください。今日までずっと大切に使ってくれてた社長に使って欲しいです」


JN「そんなに思い入れのありそうな物を俺がずっと持ってるのは申し訳ないな」


「社長ならいいんです」







と、何故か抱き合ってる私たちがいる社長室に入ってきたのはジョングクさん。







JK「まーた抱き合ってるんですか?見飽きましたよ。社長はそろそろセクハラで訴えられてもおかしくないですね」


「あ!これは別に」


JN「またってなんだよ!俺がいつ誰にハグした!?」


JK「覚えてないんですか?僕達3人で飲みに行った日に…」


「あぁぁぁ!!聞こえない!知らない!
社長、何でもないですよ」


JN「?」







そう言えばまだ社長は知らないんだった。

酔って私に抱きついて来たことを。







JN「Aは人には隠し事してるーって怒るくせに、自分は隠し事するんだ。そっか、そんなやつか。もう契約切る?」


「それだけはどうか!」


JN「じゃあ話して。ジョングクは黙ってな」







私は諦めて全て話した。

すると社長は、顔と耳を真っ赤にして早口で弁解の言葉を述べ始めた。

今更酔ってて覚えてないとか仕方ないとか言われても、事実は事実なんだから。すぐ認めればいいのに。

私とジョングクさんは只管笑った。







「あー面白い(笑)

てことで、今日も3人で行きますか?」


JK「いいですね。その代わり、社長はお酒禁止で。Aさんに迷惑かけるのはやめてください」


JN「ヤー!酒なしじゃ楽しくないだろ!!」


「まぁまぁ、落ち着いて。仕事終わったらすぐ行きましょう」


JK「じゃあ僕が良いお店予約してきます」







私がこの会社を去るまで、あと40日。





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もね(プロフ) - まこさん» お待たせしてすみません(汗) 楽しみにしててください!! (2020年11月7日 19時) (レス) id: 65a2b58aaa (このIDを非表示/違反報告)
まこ(プロフ) - おかえりなさい!待ってました!アップされるの楽しみに待ってますね! (2020年11月7日 11時) (レス) id: 158dfdb6fc (このIDを非表示/違反報告)
もね(プロフ) - まみむめもちもちさん» うわわわありがとうございます(涙)全ジンペンさんのために頑張ります\(^^)/最後まで楽しみにしててください〜!! (2020年8月9日 20時) (レス) id: 65a2b58aaa (このIDを非表示/違反報告)
まみむめもちもち - 面白すぎて一章から一気読みしてしまいました!ジンペンなのですごく嬉しいです!3章まで行ってもついていきます!無理せず投稿してくださいね(o^^o) (2020年8月9日 8時) (レス) id: dd0c08d8b2 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:もね | 作成日時:2020年8月1日 0時

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